北海道支部の活動

エゾシカとの衝突事故の車両保険金支払額
(2015.1.19)

〜対象地域を道内全域に拡大、平均保険金支払額は過去最大〜

 日本損害保険協会北海道支部(委員長:三輪 隆司・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 常務執行役員北海道本部長)では、2014年10月・11月に道内で発生したエゾシカとの衝突事故による車両保険の保険金支払額の調査結果を取りまとめました。

 2014年度は、エゾシカとの衝突事故が道東以外の地域でも増加している実態を踏まえ、事故状況をより正確に把握するために調査対象地域を道内全域へと拡大したところ、保険金支払件数・支払額は745件・3億5,641万円となり、前年度の2倍以上に増加しました。

 1事故当たりの平均保険金支払額は前年度より5.3万円増加して47.8万円となり、2010年度に調査を開始して以来最大となりました。増加の背景としては、車両の修理単価の上昇等が考えられます。また、調査対象地域の拡大によって保険金支払件数・支払額は前年度比で約2倍の増加でしたが、支払額100万円以上の支払件数が前年度の約4倍となっており、被害が甚大な事故や高額車両の事故が多かったことも平均保険金支払額増加の要因の一つと考えられます。

 なお、北海道警察本部の「平成25年エゾシカが関係する交通事故発生状況」の10月・11月における事故件数の割合(39.8%)をもとに、2014年の保険金支払件数・支払額を試算すると、1,871件・8億9,496万円となります。

 当支部では、道内の関係機関と連携し、今年度はエゾシカとの衝突事故が増加した道北、道央、道南で重点的に事故防止啓発活動を展開しています。その他、さっぽろ地下街での「交通安全啓発アニメーション放映」や「駐車場での車両事故防止啓発活動」「スリップ事故防止啓発活動」等の事故防止啓発活動を通じて道内の交通事故減少に努めています。


・2014年度調査結果
保険金支払件数保険金支払額平均支払額
10月294件13,249万円45.1万円
11月451件22,392万円49.6万円
合計745件35,641万円47.8万円

(注1)数字は報告のあった12社の合計。
(注2)全745件中、支払額の最大は395万円(全損)、最小は2万円(分損)。
(注3)調査対象地域は道内全域。


(参考)2013年度調査結果
保険金支払件数保険金支払額平均支払額
10月126件5,462万円43.3万円
11月245件10,297万円42.0万円
合計371件15,759万円42.5万円

(注1)数字は報告のあった13社の合計。
(注2)全371件中、支払額の最大は212万円(分損)、最小は1万円(分損)。
(注3)調査対象地域は道東中心。