IAISにおける国際的な資本基準の策定

 IAISでは国際的な資本基準の策定が進められており、2013年以降、次の規制の策定・適用が予定されています。

ベーシック資本要件(Basic Capital Requirements:BCR)

 システム上重要なグローバルな保険会社(Global Systemically Important Insurers:G-SIIs)に対する監督規制の一部を成す「上乗せ資本(Higher Loss Absorbency:HLA)」の土台となる要件。2回の市中協議(下記参照)を経て、2014年10月23日にIAISがFSBの承認を受けた完成版を公表。

 2014年10月にIAISが公表したBCR文書の日本語版につきましては、以下をご覧ください。

IAIS BCR文書の日本語版(PDFファイル)

上乗せ資本(Higher Loss Absorbency:HLA)

 G-SIIsに対する監督規制の一部を成す要件。2015年中の策定を経て、2022年からの適用を予定。

 2015年10月にIAISが公表し、11月にG20が承認したHLA文書の概要および日本語版につきましては、以下をご覧ください。

国際資本基準(Insurance Capital Standard:ICS)

 国際的に活動する保険グループ(Internationally Active Insurance Groups:IAIGs)に対する基準。当初、2016年末までの策定、2019年からの適用を予定していたが、その後スケジュールが延期され、2017年上半期までにICSバージョン1.0を策定し、2017年から同バージョンに基づく報告を非公開ベースで行うこと、2019年にICSバージョン2.0を策定し、2020年からコムフレームの一部として実施すること、それ以降も比較可能性の向上や各国規制の一層の収斂を目指し、開発を継続する予定が示された。また、ICSが策定され次第、HLAはICSを土台として決定されることになっており、その時点でBCRの役割は再検討される。
 2017年7月21日に、当該時点におけるICSの最新の開発状況をまとめた「拡大フィールドテストのためのICSバージョン1.0」(ICS1.0)が公表された。今後、上記予定に向け、2018年にICSバージョン2.0を含むComFrame全体の市中協議を行うこととされている。

 なお、上記は2017年9月時点での情報に基づくものです。

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 損保協会は、関連会合への出席、市中協議への参加等を通して、IAISにおける資本基準策定に関する議論に積極的に関与しております。

損保協会の提出意見

新設:2014.8.11 更新:2017.9.29(国際企画部 業務グループ)