ブラジルの再保険規制に関する共同ステートメントに参加しました
(2013.1.23)

 日本損害保険協会(会長:柄澤 康喜)は、1月23日(水)に、ブラジルにおける再保険規制改革を促すために作成された、海外保険協会の有志7団体(※)による共同ステートメントに署名参加しました。

 ブラジルでは、2008年に再保険市場を自由化しましたが、2010年に制限的な規制の導入を決定したことから、グループ内再保険取引の禁止や、ブラジル国内の特定の再保険者への出再が義務付けられる等の通商障壁が存在します。
 今般、国際通貨基金(International Monetary Fund:IMF)と世界銀行による金融セクター評価プログラム(Financial Sector Assessment Program:FSAP)において、ブラジルにおける再保険規制に関する改革の必要性が指摘された報告書が公表され、この報告書を基にブラジルにおける改革を促すための共同ステートメントが作成されました。
 当協会は従来からブラジルの自由な再保険市場に向けた取組みを行っており、今回も趣旨に賛同し、共同ステートメントに参加しました。

ブラジルの再保険規制に関する共同ステートメント


共同ステートメントの概要は以下のとおりです。

・FSAPの報告書は「ブラジルは、再保険市場の安定と成長を促進するため、保険監督者国際機構(International Association of Insurance Supervisors:IAIS)の保険基本原則(Insurance Core Principles:ICP)の遵守状況を改善する必要がある」と結論付けている。この客観的な評価と勧告に賛同する。

・ブラジルにおける国内強制出再は保護主義的な規制である。IMFの報告書では、この規制が市場アクセス、経済成長および健全なリスク移転を阻害するものであると指摘している。また、市場をオープンにすることは同国の経済にとっても同国の国民や企業に利するものとしている。

・IMFが勧告している、出再制限の除去、およびリスクキャピタルに基づく監督制度に賛同する。

・この報告書に基づき、グループ内取引を禁じる規制および国内強制出再に関する規制の二つをブラジル政府が見直すことを要望する。


(※)署名参加の海外保険協会7団体
(1)米国保険協会(American Insurance Association:AIA)
(2)米国生保協会(The American Council of Life Insurers:ACLI)
(3)米国損保協会(Property Casualty Insurers Association of America:PCI)
(4)米国再保険協会(Reinsurance Association of America:RAA)
(5)バミューダ保険協会(Association of Bermuda Insurers and Reinsurers:ABIR)
(6)保険代理店・ブローカー協議会(The Council of Insurance Agents and Brokers:CIAB)
(7)日本損害保険協会(The General Insurance Association of Japan:GIAJ)