IAISのComFrameに関する意見書を提出
〜第三次案に対し、定性的要件や資本要件について広範にわたって意見を表明〜
(2013.12.17)

 日本損害保険協会(会長:二宮 雅也)は、保険監督者国際機構(International Association of Insurance Supervisors:IAIS)の「国際的に活動する保険グループ(Internationally Active Insurance Groups:IAIGs)の監督のための共通の枠組み(Common Framework:ComFrame)」に関するパブリックコメントに対する意見書を12月16日(月)に提出しました。

 IAISにおけるComFrameの策定作業は2010年7月から行われており、2011年、2012年のパブリックコメントに続き、10月17日から12月16日まで第三次案のパブリックコメントが実施されました。

 ComFrameはIAIGsに対する実効的なグループワイド監督に焦点を合わせた一連の国際的な監督要件であり、全事業体・保険グループを対象とするIAISの保険基本原則(Insurance Core Principles:ICP)が規定するハイレベルな要件・ガイダンスに則り、それらを拡充するものです。

 ComFrameはIAIGsの規制監督プロセスの比較可能性の基盤を提供することにより、監督者が効率的かつ効果的に協力・協調するための枠組みとなることが意図されています。IAIGsに係る監督活動・情報がグループレベルで調整され、グループワイド監督者とホスト国監督者間の連携が促進されることで、IAIGsへのコンプライアンス・報告に関する要求が低減するとされています。

 今回パブリックコメントが実施されたComFrameの第三次案は、モジュール1(適用範囲)、モジュール2(IAIGsに課される要件)、モジュール3(監督者に課される要件)の3部分で構成されており、各モジュールにはテーマ毎にエレメントが設定されています。

 当協会はこれまでの2回のパブリックコメントを含め本件に積極的に対応しており、今回のパブリックコメントに際しても、広範にわたって意見を表明しました。特に、定性的要件および資本要件に関する意見の概要は次のとおりです。


  • 定性的要件に関して、各保険会社の戦略・方針、所在する管轄地域の特性等をグループの体制構築・経営に反映できるよう、柔軟性を確保すべきである。
  • 資本要件について、IAISが今後ComFrameの枠内で策定を進めることが予定されているIAIGsに対する保険資本基準(ICS)は、合理的かつ容易に説明可能なものとなるべきである。

IAIS「ComFrame」(第三次案)に係る損保協会意見(和英)(PDFファイル)