IAISの組織運営提案への意見書を提出
〜会合参加・監督文書等の策定に係る手続き等について意見を表明〜
(2014.9.3)

 日本損害保険協会(会長:櫻田 謙悟)は、保険監督者国際機構(International Association of Insurance Supervisors:IAIS)が実施した「会合参加・監督文書等の策定に係る手続きおよびステークホルダーとの協議方針」に関するパブリックコメントへの意見書を9月2日(火)に提出しました。


 IAISでは、システム上重要なグローバルな保険会社(G-SIIs)の選定や適用規制の検討、グローバルな保険資本基準の策定等、近年、増大を続ける役割に適切に対応するため、組織構造、運営方法、リソースの割振り等の効率化・見直しを進めており、その一環として、「会合参加・監督文書等の策定に係る手続きおよびステークホルダーとの協議方針」に関するパブリックコメントを8月4日から9月2日まで募集しました。


 現行運営制度では、当協会を含む各国の業界団体や各保険会社は、年会費を払って「オブザーバー」ステータスを得て、出席が認められた委員会や年次会合に出席することにより、IAISで検討・策定が行われている規制に関する情報収集や意見提出等を行っています。

 今回のパブリックコメントに付されたIAISの新たな組織運営提案は、オブザーバー制度を廃止したうえで、業界団体や保険会社等(ステークホルダー)への情報提供、ステークホルダーからの意見受付に関する新たな手続き・方針を示しています。
 当協会がIAISに提出した意見書の主な内容は次のとおりです。詳細は別添資料を参照ください。


  • オブザーバー制度はわが国の損害保険業界にとって、規制検討の最新動向の把握や官民の意見交換を行うことができる非常に有意義なものである。仮に、オブザーバー制度が廃止となった場合でも、IAISが今後も業界と対話する姿勢を堅持していくことを期待する。
  • 従来委員会会合や年次会合時に開催されていたグローバルセミナーや官民の意見交換ができるセッションは、ステークホルダーとIAISとのコミュニケーションの場として大変有用であることから、今後も是非同様の機会を設けてもらいたい。
  • 委員会等では、議長の裁量により非メンバーを招くことができるとされているが、属人的な選定により結果として一部の地域や会社から頻繁に選定される等の懸念がある。ゲストの選定においては、地域的な、あるいは業態の偏りが生じないように幅広い選定を行うべきである。

 本パブリックコメントで提案されている改革は、パブリックコメントを踏まえた議論と10月に開催されるIAIS執行委員会における承認手続きを経て、2015年1月からの運用を目指しています。

IAIS組織運営改革案に関する損保協会意見(和英)(PDF)