2015年度(第25回)日本国際保険学校(ISJ)上級コースを開講
(2015.4.21)

 一般社団法人日本損害保険協会(会長:櫻田 謙悟)は、公益財団法人損害保険事業総合研究所(損保総研)と共催で、第25回日本国際保険学校(Insurance School(Non−Life)of Japan−略称ISJ)上級コースを「損害保険会社の持続可能な成長戦略」をメイン・テーマに開講します。

 本コースでは、東アジア14地域の損害保険会社、保険監督官庁等の職員が東京に集まり、5月18日(月)から29日(金)までの約2週間にわたって、講義、ワークショップに参加します。

「持続可能な成長戦略」がメイン・テーマ

 上級コースは、参加者に、より経営に近い視点から損害保険会社の運営について学んでもらうことを目的としています。料率算出、商品戦略、販売、再保険戦略からBCM、ERM、あるいは巨大自然災害の保険金支払や、保険詐欺への対応に至るまで、幅広いトピックを取り上げます。また、講義だけでなく、アジアの様々な国・地域から集まった多様な参加者による情報・意見交換を通して、課題に対する理解を深めるプログラム構成としています。

 講義初日には、金融庁監督局保険課の植松 徹 課長補佐が日本の財務健全性規制について基調講演を行います。期間中、参加者は当協会の医研センターを見学し、損害サービスに携わる損保会社等の社員の医療知識向上の取組みも学びます。

 講師は、当協会会員会社等の第一線で活躍している各分野の専門家の他、損保総研、当協会等の役職員が務めます。


モンゴルが上級コースにはじめて正式参加

 モンゴルはこれまで一般コースのみに参加枠を持っていましたが、今回から上級コース参加枠も得て、1名が参加します。これはウランバートルで2014年4月に開催された国際保険フォーラム「Inclusive Insurance 2014」に当協会の深田常務理事と大熊国際部長が参加した際に、モンゴル保険協会から「モンゴル損保市場の健全な発展のために上級コースにも参加枠を設けてほしい」との要望が寄せられ、これを受けて対応したものです。

 また今回の上級コースには、金融庁がアジア各国・地域の金融当局との協力体制の強化等を目的として2014年4月に設置された「アジア金融連携センター」(Asian Financial PArtnership Center : AFPAC)の研究員4名(ベトナムとモンゴルの保険監督官庁から各2名)がオブザーブ参加します。


ご参考

 ISJは、国連貿易開発会議(UNCTAD)の勧告および東アジア保険会議(EAIC)の要請に基づき、当協会と損保総研の共催で、1972年から毎年、東アジア諸地域に対する技術援助プログラムとして開講している国際的保険研修プログラムです。

 1991年には、保険審議会答申を踏まえ、従来のコース(一般コース)に加え上級コースを設け、さらに1993年からは参加各地域に講師を派遣するISJ海外セミナーも実施しています。

 当協会では、ISJをはじめ、様々な場を通して、東アジア保険市場との相互理解、交流を深めていますが、ISJ期間中だけでなく、参加者帰国後も、OB会報を送って情報提供したり、保険実務に関する照会に回答したりするなど、卒業生との関係維持にも努めています。