IAISのICP改定案への意見書を提出
〜コーポレートガバナンス等に関する基準について意見を表明〜
(2015.8.18)

 日本損害保険協会(会長:鈴木 久仁)は、保険監督者国際機構(International Association of Insurance Supervisors:IAIS)の保険基本原則(Insurance Core Principles:以下、ICP)4(免許交付)、5(個人の適格性)、7(コーポレートガバナンス)、8(リスク管理および内部統制)、に関するパブリックコメントへの意見書を8月12日(水)に提出しました。

 ICPは、健全な保険セクターの促進および保険契約者の適切な保護のために必要な保険監督にあたっての基本原則を定めた監督文書で、IAISのメンバーである国はICPに則った監督制度を実施することが推奨されています。また、ICPは原則としてすべての保険会社、グループに適用されます。

 IAISは、2011年に全面改定を実施した現行のICPについて、2017年までに導入部や評価手法を含む包括的な見直しを完了させることを計画しています。このうち、ガバナンス、リスク管理等に関するICPは2015年末までに改定することになっており、今般のパブリックコメントの対象です。

 当協会がIAISに提出した意見書の主な内容は次のとおりです。詳細は別添資料をご参照ください。

(ICP4:免許交付)

・免許申請の要件等について、各法域の法令や事情に応じた柔軟な運用を明確にするよう文章の追加を提案する。


(ICP5:個人の適格性)

・監督対応の恣意性や不透明な裁量行政を防ぐとともに、予見可能性と透明性を向上することを目的として、取締役等に対する適格性評価の時期や頻度、提出すべき証憑、任免の判定については、予め定められた法規制やガイドラインに従うという趣旨の文章の追加を提案する。


(ICP7:コーポレートガバナンス)

・執行機能の監視、取締役会に対する牽制機能、外部監査人等の在り方は、各法域の法規制により異なるため、各法域の事情に応じた柔軟な運用を認める趣旨の文章の追加を提案する。


(ICP8:リスク管理および内部統制)

・リスク管理システムにおける早期警告・トリガーは必要に応じて含むよう文言の修正を提案する。


IAISのICP改定案に係る損保協会意見(PDFファイル)