カンボジアの募集人試験・教育制度導入支援
〜当協会の持つノウハウを活用したアジア支援を実施〜
(2016.2.22)

 日本損害保険協会(会長:鈴木 久仁)では、2月8日(月)、カンボジアにおける募集人試験・教育制度導入の支援を目的として、募集・研修サービス部の岩崎 武 部長と、国際部の宮崎 裕安 担当課長がカンボジア経済財務省、カンボジア保険協会を訪問し、意見交換等を行いました。

 当協会では、2015年度から「協会が主体となって行うアジア支援のフィージビリティ調査」を「アジア地域への働きかけ」の新たな取組みの一つとして掲げています。これは、当協会が持つ募集人試験・教育、保険金支払い、苦情・紛争対応等の業界ベースの制度・取組みに関する経験・ノウハウを活用して、アジア各国・地域の損保市場の健全な発展のための制度・取組み導入の支援を行い、現地への貢献を目指すものです。

 支援対象候補国・地域を検討している中で、昨年8月に、カンボジア保険協会から当協会宛に、募集人試験・教育制度導入検討に対する支援要請が寄せられました。これはISJに参加したカンボジア保険協会職員が、当協会の「業界取組み」の講義で「損害保険募集人一般試験」、「損害保険大学課程」の説明を聞き、協力を求めてきたものです。今後カンボジアにおいて保険の普及を図るためには募集人育成とそれを支える制度整備が不可欠であり、当協会のノウハウを活かして有益な支援が行えるものと判断し、支援を行うこととしました。

 今回の訪問では、カンボジアでの検討状況を確認した後、岩崎部長が、検討初期段階にあるカンボジアに有益と思われる情報を中心に日本の募集人試験・教育制度の概要・歴史を説明し、今後の支援内容について意見交換を行いました。カンボジア側からは、経済財務省のチャイ・ラタナック金融産業副局長(ISJ上級コース2005年参加)、イン・ミトラ保険・年金部長(ISJ上級2010年参加)、カンボジア保険協会のフイ・ワタロ会長(ISJ上級2014年参加)らが出席し、活発な質疑応答、意見交換が行われました。

 今回は、カンボジア経済財務省が保険募集に係る法律の草案を作成し、カンボジア保険協会がプロジェクトチームを立ち上げて検討を始めようとしているタイミングで訪問することができました。カンボジアでは、今後、「誰が何を教育し、どのような試験を行うのか」という点について検討を始める予定であり、テキストの内容から試験運営の方法など、具体的な情報が必要とされています。

 制度立ち上げには一定の期間がかかることが予想されるため、当協会では、現地への専門家派遣、日本への調査団受入れ、日本語資料の翻訳を含め、次年度以降も当協会のノウハウを継続的に提供し、支援していきます。

説明を聞くカンボジア側参加者説明を聞くカンボジア側参加者

カンボジア経済財務省でカンボジア経済財務省で