ISJ(日本国際保険学校)一般コースを開講
〜東アジア16地域の保険実務家が日本の制度・実務等を学び、論議〜
(2017.10.18)

 日本損害保険協会(会長:原 典之)は、公益財団法人損害保険事業総合研究所(損保総研)と共催で、2017年度(第44回)ISJ(日本国際保険学校、Insurance School (Non-Life) of Japan)一般コースを開講しました。一般コースは10月16日(月)から27日(金)までの2週間、「日本の損害保険とリスク・マネジメント」をメインテーマに開講され、東アジア16地域の損害保険会社、保険監督官庁等の職員が講義やワークショップに参加します。

 本コースは、損害保険やリスク・マネジメント実務の背景にある考え方を具体的事例に基づき学んでもらうプログラム編成としています。保険監督、損害保険会社の事業環境、商品、料率、販売、リスク・マネジメント等について、日本の損害保険業界、損害保険会社が自由化を経て、社会の変化、消費者のニーズに対応すべく築いてきた制度や実務、取組みを紹介します。また、参加者は、各講義・ワークショップで学んだ知識・考え方を踏まえ、最終日に各国の損害保険市場が取り組むべき課題について総括討議・発表を行い、アジア各国・地域の損害保険市場の現状・課題について理解を深めます。

 講師は、第一線で活躍している当協会会員会社等の社員のほか、保険監督官庁、損保総研、当協会等の役職員が務めます。金融庁監督局保険課の 及川 景太 課長補佐から日本の保険監督について、財務省大臣官房信用機構課の 山口 理恵 課長補佐から家計分野の地震保険のテーマでご講義いただきます。

 10月16日(月)の開講式では、西澤 敬二 副会長が主催者を代表して歓迎挨拶を行い、参加者に対して「日本の損害保険各社の経験を学び、多くの課題を共有するとともに、参加者間でディスカッションを行い、相互理解を深めていただきたい」と呼びかけました。

開講挨拶を行う西澤副会長開講挨拶を行う西澤副会長

ご参考

 ISJは、国連貿易開発会議(UNCTAD)の勧告および東アジア保険会議(EAIC)の要請に基づき、当協会と損保総研の共催で、1972年から毎年、東アジア諸地域に対する技術援助プログラムとして開講している国際的保険研修プログラム。

 1991年には、保険審議会答申を踏まえ、従来の一般コースに加え上級コースを設けたほか、1993年からは参加各地域に講師を派遣するISJ海外セミナーも実施。

 当協会では、ISJをはじめ、様々な機会を通して、東アジア保険市場との相互理解、交流を深めており、ISJ期間中だけではなく、参加者帰国後もOB会報での情報提供や保険実務に関する照会への回答等、卒業生との関係維持にも努めている。

 これまでの一般・上級コース卒業生は約2,000名以上に上り、多くの卒業生が保険長官、保険協会長をはじめ、各保険市場の重要なポストに就いて活躍。