10月18日は「東アジア保険の日」
(2018.10.15)

 日本損害保険協会(会長:西澤 敬二)では、情報・意見交換を通して、海外の損害保険市場との相互理解・交流を推進しており、1962年に東京で発足したアジア最大の国際保険会議である「東アジア保険会議」(East Asian Insurance Congress:EAIC)にも、生命保険協会と連携をとって積極的に参画しています。

 EAICの定めた「東アジア保険の日」(10月18日)を迎えるにあたり、西澤 敬二 協会長(損保ジャパン日本興亜社長)のメッセージを、国内外に向けて発信します。

 また、ヨン ドック キム 韓国損害保険協会長から寄せられたメッセージも紹介します。

 アジア全体の保険市場が健全な発展を遂げ、社会・経済の発展に貢献していくために、EAICの場で行われている活動について、ご理解いただく一助となれば幸いです。

「東アジア保険の日」を迎えて

一般社団法人 日本損害保険協会  
会 長 西澤 敬二の写真
一般社団法人 日本損害保険協会 会長 西澤 敬二

 東アジア保険会議(East Asian Insurance Congress: EAIC)が定めた「東アジア保険の日」(10月18日)を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。

 EAICは1962年10月18日の発足以来、今日に至るまで各市場の抱える共通の課題を解決するための論議の場として、重要な役割を果たしています。今年の5月にマニラで開催された第29回大会においては、「創造的破壊への対処、変化への推進(Managing Disruptions, Driving Change)」をメインテーマに、EAICメンバーと保険専門家による建設的な議論が行われました。デジタル技術の加速度的な進化により、各国の産業や人々の生活や社会そのものに大きな影響をもたらすことが予想される中、われわれ保険業界がどのように変化に対応していくのかを改めて考えさせられる大変有意義な場となりました。

 損害保険協会では、この東アジア保険の日に、保険の果たす役割・重要性やEAICの活動に対する理解を促進するため、今年度も、「当協会建物内におけるEAICの設立趣旨、歴史、活動を紹介するパネルの展示」や「ホームページ、保険業界紙を通じた広報活動」を行っています。

 また、本年9月6日から7日にかけては、国連貿易開発会議(UNCTAD)の勧告とEAICからの開催要請を受け、1972年より毎年開催している東アジア地域を対象とする国際的保険技術支援プログラム「日本国際保険学校(ISJ)」の一環として、ミャンマー・ヤンゴンにおいてISJ海外セミナーを開催しました。

 加えて、ミャンマーに対しては、当協会から支援計画を提示するとともに、今年8月より、独立行政法人国際協力機構(JICA)の専門家として職員を派遣しています。

 今年、日本では、地震や台風等に伴う風水災をはじめとした大規模な自然災害が相次いで発生する異例の事態となっています。また、東アジア地域においても地震や噴火、風水災等による多くの被害が発生しています。世界的な気候変動との関係については様々な指摘がありますが、確実に言えることは、過去のデータや経験則を超えるような災害をも想定し、準備しておかなければならないということです。

 デジタル技術の進化や地球規模の気候変動など不透明な時代だからこそ、保険業界に求められる社会インフラとしての役割は大きなものになっていきます。当協会といたしましても、引き続き、東アジア地域における持続可能な社会の実現ならびに損害保険業界の健全な発展に向けた活動に取り組んでまいります。

 最後になりますが、今回の東アジア保険の日の取組みをきっかけとし、各地域の保険業界が、より一層協力し、また知見を共有することにより、今後の東アジアの保険産業の発展につながっていくことを祈念して、わたくしのお祝いの言葉に代えさせていただきます。

「東アジア保険の日」にあたって

韓国損害保険協会会長 ヨン ドック キムの写真韓国損害保険協会 会長 ヨン ドック キム

 第12回「東アジア保険の日」を迎えるにあたり、韓国損害保険協会を代表して心からお祝い申し上げます。

 2006年に「東アジア保険の日」が設立されて以降、消費者教育、保険に係る情報提供、CSR等の様々な活動を通じて保険の認知度・信頼性向上において、EAICがますます重要な役割を果たしてきたことを目の当たりにしてきました。

 韓国も例外ではありません。われわれは消費者との信頼関係および消費者保護の強化に注力してまいりました。保険会社もCSR活動に着実に取り組んでおります。

 国際金融の専門家およびリーダーが一堂に会し、保険業界が直面する課題に対する解決策を見つけるための価値観、アイデア、識見を共有する場にEAICがなると信じています。

 加えて、顧客満足がこれまでも、そして、これからも保険業界の持続的な成長の基礎であることを忘れてはいけません。この意味では、顧客からの信頼に基づいたリスクの保護という原点に立ち返るべきです。

 EAIC第29回大会は「創造的破壊への対処、変化への推進(Managing Disruptions, Driving Change)」をテーマに今年の5月にマニラで開催され、われわれは伝統的なビジネスモデルに取って代わるであろう新興技術および同技術がもたらす変革への対処について意見を共有しました。

 2020年EAICソウル大会においても第四次産業革命によってもたらされる技術革命、高齢化、消費者保護に代表されるアジアおよび国際的な潮流に伴う保険業界の今後の方針について、見識に満ちた議論となることを願います。

 われわれは2020年EAICソウル大会が議論および情報共有の場のみならず、忘れられないイベントとなるように全力を尽くします。

 第12回「東アジア保険の日」を機に、保険の重要な役割を再度、思い出すように願います。

 あらためて、第12回「東アジア保険の日」をお祝い申し上げるとともに、東アジア保険業界が永きに渡って繁栄することを祈願いたします。

EAIC役員(2018年−2020年)

PresidentMr. Ramon Y. Dimacali
(フィリピン損害保険・再保険協会 会長)
Vice President Mr. Jong-Gyu Won
(韓国損害保険協会)
General Secretary 長嶌 徹氏(国際保険振興会 専務理事)
Auditor 川越 信(日本損害保険協会 国際企画部特命部長)
Committee Member for Tokyo 橋本 雅博氏(住友生命社 代表執行役社長)

(他のメンバー地域のCommittee Memberは省略)