平成21年9月中間期 損保決算概況について
【No.09-025】
(2009.12.15)
平成21年9月中間期決算のポイント
○ 正味収入保険料は、自賠責保険の減収などの影響により減収となりました。
○ 保険引受利益の大幅増益により、中間純利益も増益となりました。
平成21年9月中間期決算主要データ・ハイライト
| ○ 正味収入保険料 | 3兆5,109億円 | ≪対前中間期間比 1,765億円(4.8%)減≫ |
| ○ 正味支払保険金 | 2兆1,404億円 | ≪対前中間期間比 65億円(0.3%)増≫ |
| ○ 保険引受利益 | 1,406億円 | ≪対前中間期間比 1,404億円(100,311.4%)増≫ |
| ○ 利息及び配当金収入 | 2,608億円 | ≪対前中間期間比 691億円(21.0%)減≫ |
| ○ 経常利益 | 2,748億円 | ≪対前中間期間比 1,670億円(154.9%)増≫ |
| ○ 中間純利益 | 1,892億円 | ≪対前中間期間比 853億円(82.1%)増≫ |
| ○ 損害率 | 66.4% | ≪前中間期間 62.9% 3.5ポイントアップ≫ |
| ○ 事業費率 | 34.7% | ≪前中間期間 34.8% 0.1ポイントダウン≫ |
| ○ 総資産 | 30兆9,582億円 | ≪対前期末比 1兆171億円(3.4%)増≫ |
| ○ 純資産 | 5兆1,668億円 | ≪対前期末比 9,078億円(21.3%)増≫ |
平成21年9月中間期 損害保険会社決算概況
1.平成21年9月中間期決算の特徴点
自賠責保険の減収などにより正味収入保険料が減収する一方、支払備金戻入益の発生や事業費の減少により、保険引受利益は前中間期間の1億円から1,406億円と大幅な増益となりました。
また、資産運用環境は厳しかったものの、前中間期のような有価証券評価損等の資産運用費用が発生しなかったこともあり、経常利益は前中間期間比154.9%増益の2,748億円、中間純利益は82.1%増益の1,892億円となりました。
2.保険引受の概況
(1)正味収入保険料
正味収入保険料は、自賠責保険の料率引き下げの影響のほか、他の種目でも減収となったため、前中間期間比4.8%減収の3兆5,109億円となりました。
*正味収入保険料=元受正味保険料+受再正味保険料−出再正味保険料
(2)正味支払保険金
正味支払保険金は、台風などの自然災害の影響が少なかったものの、新種保険において過年度発生した事案の保険金支払いもあり、前中間期間比0.3%増の2兆1,404億円となりました。
また、損害率は分母となる正味収入保険料の減収もあり、62.9%から66.4%へ3.5ポイントアップしました。
*正味支払保険金=元受正味保険金+受再正味保険金−回収再保険金
(3)保険引受に係る「営業費及び一般管理費」
保険引受に係る「営業費及び一般管理費」は、前中間期間比6.9%減の6,035億円となり、諸手数料及び集金費も減少したことから、事業費率は0.1ポイントダウンの34.7%となりました。
(4)保険引受利益
正味収入保険料は減収したものの、支払備金戻入益の発生や事業費の減少があり、保険引受利益は対前中間期間比1,404億円増の1,406億円となりました。
*保険引受利益=保険引受収益−保険引受費用−保険引受に係る営業費及び一般管理費±その他収支
3.資産運用の概況
利息及び配当金収入は、前中間期間比21.0%減の2,608億円となりましたが、前中間期のような有価証券評価損等の資産運用費用が大幅に減ったことから、対前中間期より持ち直しました。
4.資産並びに資産運用の概況
当中間期間末における総資産は、株価水準が前期末より上昇したことによる所有株式時価の増加もあり、3.4%増の30兆9,582億円となりました。
また、純資産について、その他有価証券評価差額金が増加したことから21.3%増の5兆1,668億円となりました。
5.ソルベンシ−・マ−ジン比率
ソルベンシー・マージン比率は、金融庁長官によって早期是正措置がとられる水準である200%を各社とも上回っております。