第15回自動車盗難事故実態調査結果発表
〜ハイエースの自動車盗難被害が大幅増加、人気車種の被害が多発〜
【13-025】
(2014.3.18)

 

 一般社団法人 日本損害保険協会(会長 二宮 雅也)では、自動車盗難の防止対策に取り組んでおり、損害保険会社が2013年11月に保険金を支払った事案(自動車盗難619件、車上ねらい・部品盗難1,092件)を対象に自動車盗難事故実態調査を実施しました。
 本調査は2000年から実施しており、今回が第15回目となります。

自動車盗難(調査総数 619件)

・ハイエースの被害が昨年に比べ大幅増加で7年連続ワースト1位。
・プリウスが2位、アクアがワースト20位入り。


 車種別では、ハイエースの被害件数が148件で23.9%を占め、対前年81件・10.8ポイントの増加(結果報告15ページ参照)で、2007年調査から7年連続でワースト1位となりました。
 車齢別では、初度登録から盗難までの期間が5年以上の車両が車両盗難全体の7割以上を占める(結果報告7ページ参照)ことから、年式が古く、最新車種と比較して相対的に防盗性能が低い車が狙われる傾向にあることがうかがえます。
 ハイエースには2012年5月発売モデルから盗難防止装置であるイモビライザが全車標準装備されていますが、年式が古い車の場合はバー式ハンドルロックやセンサー式警報装置、GPS追跡装置など複数の盗難防止装置を活用し、より一層の自己防衛を行う必要があります。
 一方、防盗性能の高い最新車種が被害に遭わないとは言い切れません。前年ワースト4位のプリウスの被害件数は70件で11.3%を占め、対前年37件・4.9ポイントの増加でワースト2位となりました。また、2013年の年間新車乗用車販売台数1位(※)のアクアが初めてワースト20位に入りました。市場流通量の多い人気車種は窃盗犯に狙われるリスクも高いため、ユーザーは注意が必要です。
 (※)一般社団法人日本自動車販売協会連合会調べ。

車上ねらい・部品盗難(調査総数 1,092件)

・外装部品(バンパー・ドアミラー等)、タイヤ・ホイールの被害割合が増加。

 カーナビの被害件数は334件で26.4%を占め、対前年328件・4.4ポイントと大幅に減少(結果報告19ページ)する一方、バンパー・ドアミラー等の外装部品(132件・10.4%)、タイヤ・ホイール(120件・9.5%)の被害割合が増加しています。
 これらの部品は転売目的で狙われるケースが多いと考えられます。対策としては、窃盗犯に狙われにくい次のような駐車場選びが重要です。
1.明るく見通しが良い。
2.防犯カメラが設置され、場内に死角がない。
3.夜間でも明るい照明やセンサーライトが設置されている。
4.出入口にゲートが設置されており、関係車両以外は侵入できない。


2013年度自動車盗難事故実態調査結果報告(PDFファイル)