平成29年9月中間期 損保決算概況について
【No.17-013】
(2017.12.20)

 一般社団法人 日本損害保険協会(会長:原 典之)では、加盟26社の平成29年9月中間期決算概況を次のとおり取りまとめました。

1.保険引受の概況

(1)正味収入保険料
 正味収入保険料は、火災保険や自動車保険の増収などにより、前中間期に比べ2.3%(938億円)増加して4兆2,541億円となりました。


(2)正味支払保険金
 正味支払保険金は、熊本地震に係る支払いのあった前中間期に比べ△7.4%(△1,775億円)減少して2兆2,290億円となりました。
 正味収入保険料の増加と正味支払保険金の減少により、損害率は前中間期に比べ5.7ポイント低下して57.7%となりました。

≪参考≫国内自然災害に係る正味発生保険金(注)

 

正味発生保険金

 

正味支払保険金

未払保険金

29年9月中間期

979億円

271億円

708億円

28年9月中間期

1,311億円

421億円

890億円

(注)各年度の中間期に発生した国内自然災害による全種目合計(家計地震保険を除く)の発生保険金額。
正味発生保険金=正味支払保険金+未払保険金
未払保険金とは、支払備金に繰り入れた金額。

(3)事業費
保険引受に係る営業費及び一般管理費は、前中間期に比べ0.7%増加して5,964億円となりました。
諸手数料及び集金費は、前中間期に比べ3.4%増加して7,544億円となりました。
事業費率は、正味収入保険料の増加により前中間期と同じ31.8%となりました。
損害率と事業費率を合計したコンバインド・レシオは、前中間期に比べ5.7ポイント低下して89.5%となりました。

(4)保険引受利益
保険引受利益は、本年8月から9月にかけて北米で発生したハリケーンの影響などにより、前中間期に比べ△958億円減少して1,024億円となりました。

2.資産運用の概況

 資産運用収益は、利息及び配当金収入や有価証券売却益の増加などにより、前中間期に比べ32.7%増益の3,627億円となりました。
 資産運用費用は、前中間期に比べ3.6%増加して514億円となりました。
 資産運用収益から資産運用費用を差し引いた資産運用粗利益は、前中間期に比べ39.1%増益の3,114億円となりました。

3.経常利益・中間純利益

 経常利益は前中間期に比べ△120億円減益の3,783億円となりました。
 経常利益に特別損益や法人税等合計を加減算した中間純利益は、特別利益の増加などにより、前中間期に比べ116億円増益の2,964億円となりました。

4.総資産

 総資産は、28年度末に比べ2.4%増加して32兆3,052億円となりました。

5.ソルベンシー・マージン比率

 ソルベンシー・マージン比率は、協会加盟会社全社とも法律で求める水準を超えており、経営の健全性について問題ない水準となっています。