厨房内で空焚き状態になった釜が過熱し火が発生し、上部のダクトに付着していた油分に引火し、炎が周囲に燃え広がった。結果、建物の他、設備・什器や商品・製品等にも被害が生じ、約2,000万円の損害が生じた。
企業財産のリスクとは、企業の財産が火災をはじめとする様々な偶然な事故によって被る
直接損害に係るリスクです。
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火災で
展示品が燃える -
落雷で
野外設備が
壊れる -
台風による
強風で看板が
破損する -
店舗建物や
設備が水災により
水没する
主な事例
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厨房からの出火により建物が
炎上した。 -
台風によって
据え付け看板が破損した。台風による強風で、事務所の建物屋上に据え付けられていた看板が破損の上、飛ばされた結果、約300万円の損害が生じた。
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記録的大雨により、建物に浸水があった。
記録的大雨により道路が冠水し、店舗の床上まで浸水してしまった。1階に設置していた各種設備も水没し、建物の被害と合わせ、約1,000万円の損害が生じた。
企業財産のリスクに備える保険
本サイトでは、一般的な補償内容を紹介しています。
補償内容や保険料の決定方法、保険金の支払限度額など、各社によって異なります。
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企業向け火災保険
火災をはじめとする偶然な事故によって、建物、設備・什器等、商品・製品等、屋外設備装置に生じる損害を補償します。
基本補償では、直接間接問わず、地震・噴火・津波によって生じた損害は補償対象外です。
地震・噴火・津波によって生じた損害の補償の説明については、「地震危険補償特約」をご覧ください。 -
地震危険補償特約
企業向け火災保険に付帯して、地震または噴火による火災、破裂・爆発、損壊等および地震または噴火による津波、洪水等による水災によって生じた損害を補償します。
なお、個人向けの地震保険は、対象が「居住のために用いられる建物と家財」に限られるため、店舗や事務所や工場といった事業用の物件は加入することはできません。 -
動産総合保険
事業用の什器・備品、機械、器具、商品などの動産について、使用中・保管中・運送中・展示中の様々な事故による損害を補償します。
販売業者の流通過程にある商品等を保管中・運送中を問わず包括的に補償したり、補償したい動産を個別に設定したりする契約形式があります。
企業向け火災保険
以下の偶然な事故によって生じた損害を補償します。
- ◎火災、落雷、破裂・爆発 ※地震・噴火・津波が原因の損害は補償対象外です。
- ◎風災、雹(ひょう)災、雪災
- ◎水ぬれ
- ◎騒擾(じょう)や労働争議等
- ◎航空機の墜落、車両の衝突等
- ◎建物の外部からの物体の衝突等
- ◎盗難
- ◎水災
地震危険補償特約
- ◎地震・噴火またはこれらによる津波の災害によって財物に生じる損害を補償 ※地震保険(地震危険補償特約)の引受方法には、「支払限度額方式」と「縮小支払方式」があります。「支払限度額方式」は、契約時に設定した支払限度額を上限とし、実際の損害保険額から所定の自己負担を差し引いた額を1回の保険事故で支払うことをいいます。「縮小支払方式」は、契約締結時に縮小支払割合を約定し、罹災(りさい)時には損害の額から自己負担を差し引いた額にこの縮小支払割合を乗じた額で支払うことをいいます。
動産総合保険
- ◎火災、落雷、破裂・爆発、盗難、破損、取扱い上の不注意等の偶然な事故によって生じた損害を補償 ※地震・噴火・津波が原因の損害は補償対象外です。
- ◎損害を受けた物を片付ける費用や臨時に生じる費用を補償