長崎県小値賀町斑島(おぢかちょうまだらしま)へ軽消防自動車を寄贈

離島の自主消防力・防災力強化・拡充に貢献

 日本損害保険協会 九州支部 長崎損保会(会長:矢野 一成・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 長崎支店長)では、2018年度に全国で消防資機材(※)14台が寄贈されるうちの1台が長崎県小値賀町斑島へ配備されたことから、3月4日(月)斑地区住民センターにて寄贈式を行いました。

 当日は、当支部の 木舟 事務局長から、 西 浩三 小値賀町長へ軽消防自動車を1台贈呈しました。木舟 事務局長は、「近年、地震や水害等の自然災害が多発し、甚大な被害をもたらしている。損害保険業 界では、保険事業を通じて災害からの復興を支援しているが、同時に災害による被害を防ぐための様々な防 災・減災事業を行っている。全国の自治体に対する消防資機材の寄贈もこの事業の一環である。この消防自 動車が地域の皆様の安心のよりどころとなり、万が一の災害や事故発生の際に、その性能をいかんなく発揮 して、皆様の生命と財産を守ることができるよう祈念している。」と挨拶しました。

 西 町長から「数多くの申請があった中で小値賀町を選定いただき感謝している。斑島においては、昭和58年度に小型動力ポンプを提供いただいて以来の消防資機材の寄贈であり、地域住民一同大変喜んでいる。」と謝辞がありました。寄贈式に引き続き、入魂式・放水訓練も行われました。

 長崎県小値賀町への軽消防自動車の寄贈は、初めてとなります。長崎県内への消防自動車等寄贈累計は、離島も合せると44台となりました。

 斑島の各集落には、木造家屋が密集しており、痛々しい火災被害の爪跡がそのまま残されていました。愛 称を地域住民の信仰の対象にちなんで「ポット・ホール(玉石甌穴)号」と名付けられた軽消防車は、狭い道路や悪路での走行・消火活動に機動的に対応することができる軽四輪駆動車をベースとしています。有事に活躍する地元消防団が、この機材を力に迅速な初期消火・初期救命に貢献されることを期待しています。

西 町長へのマスコットキー贈呈
入魂式の模様
集合写真
放水訓練の模様

(※)消防資機材の寄贈事業
・2018年度は、全国7市町(離島を除く)および離島7市町村に軽消防車を中心に消防資機材14台を寄贈。
・全国の消防力の強化・拡充に協力するため、今年度寄贈分を含め、消防自動車を中心に1952年度から全国の市区町村(離島を除く)に2,719台、1982年度から離島に724台寄贈しており、累計寄贈台数は3,443台。

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