「ぼうさい探検隊」事前学習の手引き

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- ∼こんなときどうする?∼
防犯編
おとな向け
ねらい
身の周りの危険について考えてみよう
様々な場面で、犯罪にあわないようにするための手立てを学びます。
エレベーターに乗るときはどうしますか。
エレベーターは、扉が閉まると密室になり、
危険な空間になります。
子どもたちへの説明
●後ろから抱きつかれたりされないように、
非常ベル、インターフォン、各階のボタンの押
せる位置で壁に背を向けて立つようにする。
●奥の壁にもたれかかるように立つと、襲わ
補足
れたときに逃げ場がなくなり、扉に向かって
立つと背後から襲われることがある。
●知らない人と二人っきりになってしまいそ
うなときは、乗らないようにする。
集合住宅構内の駐車場・駐輪場、階段、踊り場、エレベーターホールは、不審者が待ち伏せしやすいので注意する。
家に帰って玄関を開けるときはどうしますか。
●ドアを開けるときは不審者がいないか、周
囲を見回してからカギを開けるようにする。
●家に誰もいないときも、帰ったときは「ただ
いま」と大きな声でいう習慣をつける。
人通りの少ない道を通るときはどうしますか。
●人通りの少ない道は危険。ひとりで歩くと
きには、歩き慣れているからと安心せず、周囲
に充分気を配る。
●不審者に声をかけられやすい状況は、ひと
りでいるとき。なるべくひとりにならない。
●しつこく誘われても、はっきりと断り、防犯
ブザーを鳴らすなどして、とにかく逃げること
を最優先する。
知らない人から「送ってあげるよ」と言われたらどうしますか。
●車から声をかけられたときの基本は
「いかのおすし」 「知らない人についていか
ない」 「車には乗らない」 「何かあったら大
声を出す」 「すぐに逃げる」
「大人に知らせる」ようにする。
●車からは、離れて立つようにする。
知らない人に道を聞かれたらどうしますか。
●「助けてあげようかな」という気持ちは大切
であるが、車に連れ込まれたら大変。とにかく
車には乗らないこと。逃げる気持ちが必要。
●ていねいに「すみません」といって、すぐに
立ち去る。
●大きな声で脅してくる不審者もいるので、
驚かないで常に逃げる準備をしておく。
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