従業員のリスクとは、従業員の労働災害(業務上の事故などによるケガ・病気・障害・死亡)について企業が補償金や損害賠償金などを負担するリスクです。
-
オフィスの階段で転倒したことによる負傷
-
業務中に高所から落下したことによる死亡
-
業務上の心理的負荷による精神障害
-
CASE01労働災害により従業員に後遺障害が生じた。
従業員が会社で作業中に転倒し、足を骨折した。人工関節が必要となり、後遺障害が認定された。企業は法定外補償規程に基づき、当該従業員に対して災害補償として約200万円を支払った。
-
CASE02従業員がうつ病に罹患して自殺し、高額な損害賠償請求に発展した。
従業員が恒常的な長時間労働に従事した結果うつ病に罹患し、自殺した。遺族は企業に対して逸失利益・慰謝料の損害賠償請求を行った。裁判所は、企業の安全配慮義務違反であるとして、1億円を超える損害賠償金の支払を命じた。
本サイトでは、一般的な補償内容を紹介しています。
補償内容や保険料の決定方法、保険金の支払限度額
など、各社によって異なります。
-
業務災害総合保険
従業員(アルバイトやパートタイマー等を含みます。)が労働災害を被った場合に、企業が補償金を負担することによって被る損害を補償します。また、従業員の労働災害に起因して企業が安全配慮義務違反等による損害賠償責任を負担したことにより被る損害を補償する使用者賠償責任補償特約条項を付帯することができます。なお、本保険では、業務上疾病(例:精神障害、心疾患、脳疾患等)を除き、政府労災保険等の認定を待たずに保険金が支払われます。
【主な補償内容】- 企業の法定外補償規程による政府労災保険等の上乗せ給付を補償
(業務災害補償特約条項(基本補償)) - 政府労災保険や法定外補償規程等による給付を超過する法律上の損害賠償責任を補償
(使用者賠償責任補償特約条項)
- 企業の法定外補償規程による政府労災保険等の上乗せ給付を補償