中小企業に必要な保険

1031人に聞いてみた 中小企業を取り巻くリスク 意識調査2023

企業を取り巻くリスクに対する意識・対策実態調査を実施。
社会情勢や自然災害、国際情勢の影響など、企業を取り巻くリスクは年々変化しており、中小企業においても増加するリスクへの対策に加え、経営責任としての保険加入が重要になってきています。

  • 調査期間
    2023年
    9月8日(金)
    ~9月11日(月)
  • 調査対象
    中小企業の
    経営者
    および
    従業員※
  • 調査方法
    インターネット
    調査
損害保険契約関係者(決定権あり/選定関与)
サンプル数:1,031サンプル
調査結果報告書・チラシはこちら

86.4%が事業活動を行っていく上で何らかのリスクを認識しています。86.4%が事業活動を行っていく上で何らかのリスクを認識しています。

「事業活動を行っていく上で考えられるリスク」として、多くの企業が何らかのリスクを認識しており、そのうちの76.3%がリスクを深刻に受け止めていると回答しています。
経営課題としての関心度
事業活動を行っていく上でのリスクを認識している企業のうち、84.6%が経営課題として関心があると回答しています。

実際の被害状況

リスクは身近に潜んでいます。

何らかの被害を受けたことがあると回答した割合は3割近くになりました。周囲で被害を受けたケースも約4割となっており、リスクが身近に潜んでいることがうかがえます。
被害を受けたことがある 27.9%被害を受けたことがある 27.9%
周囲で被害を受けたという話を見聞きしたことがある 40.8%周囲で被害を受けたという話を見聞きしたことがある 40.8%

実際に被害を受けたリスクTOP5

実際に被害を受けた企業に、具体的にどのようなリスクによって被害を受けたか質問したところ、3年連続で「自然災害」が最多、次いで「顧客・取引先の廃業や倒産等による売上の減少」が続きました。また、今年は「経済環境のリスク」が増加し、TOP3となりました。
※被害を受けたことがある企業の回答割合
※被害を受けたことがある企業の回答割合
  • 自然災害
    • 強風による建物等の破損
    • 地震による社屋の半壊および社用車の損壊
    • 落雷によって生じたサージ電流による電子機器への被害、
      風害による壁塗装の剥がれ
  • 顧客・取引先の廃業や倒産等による売上の減少
    • 掛け金の回収ができなくなった
    • 取引先の廃業や業務縮小、倒産等による売上の減少
    • 取り扱っていた商品が手に入らなくなり売り上げがダウン
  • 経済環境リスク
    • 円安による仕入れ価格の上昇
    • ガソリン高騰、物価高騰による出費増
    • インフレによるコスト上昇、株価下落による資産の減少
  • 感染症
    • 業界全体の取引が止まってしまい、しばらく売り上げが
      ほぼゼロになった
    • 取引先企業が発注を停止、縮小した
    • 感染症により一時的に人手不足になった

実際の被害額は、全体の25%が「100万円未満」と回答。一方で「1億円以上」と非常に高額なケースも2.8%存在しています。実際の被害額は、全体の25%が「100万円未満」と回答。一方で「1億円以上」と非常に高額なケースも2.8%存在しています。

被害額が1億円以上となったリスク被害額が1億円以上となったリスク
本調査において、1億円以上の高額な被害額になったものは、社会情勢や自然災害ではなく、内的要因のリスクが多い傾向が見られます。
※回答数が少ないため、参考値となります。

損害保険の加入実態

被害に遭った企業の46.2%が取っておくべき対策として「損害保険への加入」と回答しています。

被害に遭った企業に、「実際に被害に遭った際に、どのような対策をしておくべきだったと感じましたか」と質問したところ、46.2%が「損害保険への加入」と回答。
次いで、「貯蓄」「補助金等の活用」「共済への加入」と続きました。

被害に遭った企業が、「損害保険への加入」によって対策すべきと答えたリスクTOP5被害に遭った企業が、「損害保険への加入」によって対策すべきと答えたリスクTOP5

実際に被害に遭った企業の中には、被害額1億円以上になったとの回答※もありました。
※回答数が少ないため、参考値となります。

損害保険によって被害や損害を軽減できたとの回答が多かったリスク損害保険によって被害や損害を軽減できたとの回答が多かったリスク

要チェック!

サイバー攻撃のリスクは多くの企業に拡がっていますサイバー攻撃のリスクは多くの企業に拡がっています

中小企業においても、日常的な事務処理から、生産管理、請求処理、IoTなど様々 な領域でIT化が進んでいます。
一方で、サイバー攻撃は年々巧妙化・悪質化が進み、サプライチェーンを構成する中小企業では大企業への標的型攻撃の踏み台として狙われるリスクもあります。
サイバー保険の認知率 が年々増加しており、こうしたサイバー攻撃の脅威によって、多くの企業で関心が高まっていることがうかがえます。
サイバー保険の認知率は、年々増加している。サイバー保険の認知率は、年々増加している。

法令違反もリスクのひとつ!

2022年4月施行 個人情報保護法の改正
個人情報保護法の改正(2022年4月施行)により、これまでよりも個人情報として配慮・対応すべき範囲が広がりました。
この一環として、個人情報を扱う事業者には、所定の漏えい等(そのおそれがある事案も含む)した場合に、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が義務化されました。企業は個人情報保護法への適切な対応が必要となります。
サイバー保険は一般に、サイバー事故によって生じた、事故原因調査費用を含む各種事故対応費用も補償します。
サイバー保険について(サイバー保険特設サイト)サイバー保険について(サイバー保険特設サイト)

あなたの会社も損害保険を検討・見直してみませんか?あなたの会社も損害保険を検討・見直してみませんか?

加入のきっかけは、保険代理店から提案があったから(24.9%)、保険会社から提案があったから(24.7%)、
年々リスクが複雑化していると思うから(23.9%)がトップ3の結果となりました。
取扱い保険会社をみる
多くの企業が加入している損害保険多くの企業が加入している損害保険
他にもリスクに備える損害保険があります他にもリスクに備える損害保険があります
  • 賠償責任のリスク賠償責任のリスク
    • 施設賠償責任保険
      企業が所有、使用、管理している施設の欠陥や、従業員等の仕事の遂行により生じた賠償責任を補償します。
    • 生産物賠償責任保険
      (PL保険)
      製造、販売した製品(生産物)の欠陥または行った工事・サービスの結果が原因となって生じた賠償責任を補償します。
    • 請負業者賠償責任保険
      請負作業に起因する偶然な事故、または請負作業遂行のために所有、使用もしくは管理している施設の欠陥、管理の不備により発生した偶然な事故に起因して法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償します。
  • 事業中断・利益減少のリスク事業中断・利益減少のリスク
    • 取引信用保険
      取引先の倒産や支払遅延等により、販売した商品や提供したサービスの代金を回収できなくなった場合(貸倒れ)の損害を補償します。
お役立ち情報お役立ち情報
  • 調査結果報告書
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    調査結果報告書
  • チラシ
    中小企業を取り巻くリスクと、リスクに備えるための保険についてまとめたチラシです。ご自由にダウンロードしてご活用ください。
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