愛知県 平成22年の交通事故多発交差点 一覧 |
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▼愛知県の交通事故状況の推移
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▼人身事故発生地点の割合
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※データ出典:(財)交通事故総合分析センターより
愛知県の平成22年ワースト交差点で発生した事故の傾向
平成22年は、ワースト交差点5箇所で、115件の事故が発生しています。 このうち、追突事故(45件)が特に多く発生しています。次いで多かったのが、左折事故(31件)となっています。 |
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交通事故は、自動車だけでなく歩行者・自転車などの行動が原因となることもあります。交差点を通行する全ての人が、周囲をよく確認しながら、万一の場合にも対応できる速度で無理せず通行するよう、常に心がけましょう。 |
事故類型と件数 | それぞれの事故の主な要因と考えられること |
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追突事故:45件 |
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左折事故:31件 |
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右折直進事故:9件 |
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右折事故:7件 |
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出合頭事故:7件 |
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※この他、上記の事故類型に含まれない事故が16件発生しています。
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地図上のアルファベットまたは交差点名をクリックすると詳細ページが表示されます。
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※この「ワースト」という表現は、「事故件数の多い順」という意味で便宜的に並べるために付与したものです。
各事故の状況や損害・被害の程度を加味した順位付けではありません。
各事故の状況や損害・被害の程度を加味した順位付けではありません。
愛知県警察本部による交差点の解説
- ワースト1:若宮北交差点
- 南北の国道19号(通称伏見通)と東西の市道若宮大通(通称100メートル道路)が交差する大交差点で、車両交通量のみならず、横断歩行者・自転車の交通量も非常に多い。右左折車両と、同一方向に進行する歩行者・自転車の輻輳による人身事故が多発していたが、22年11月に同信号機の運用を歩車分離式に変更した結果、同形態の人身事故は激減した。しかし、従来の信号表示と思い込み進行した車両による追突事故が散見される。そのため、車両の運転手は、信号機の表示を注視するとともに、前車との車間距離を保持し、その動性注視を怠ることのないよう注意する必要がある。
- ワースト2:地下鉄堀田交差点
- この交差点は、南北道路が名古屋高速のある堀田高岳線、交差する南北道路が県道岩崎名古屋線という主要幹線道路の交差点であり、自動車の交通量が多く、また、南方信号交差点の東西横断が歩道橋となっていることもあり、自転車の交通量も多い。交通事故は、西進と南進の信号交差点手前で多発している。交差点の西方・南方ともに、次の信号交差点との距離が短いことから、先の交差点に気を奪われやすい状況にある。そのため確実に直前の安全確認、前車の動静に注意する必要がある。
- ワースト3:東新町北交差点
- この道路は、南北道路が市道堀田高岳線で、上に都市高速都心環状線が走っている。東西道路は、市道錦通で、全幅50mと35mの広幅員道路が交差する交差点である。名古屋市の中心街であり、昼夜間を通じて交通量や人の通行が多く、歩道も広く平坦な地形から自転車利用者も多い。多車線道路であり、渋滞があるため、脇見や、ブレーキ操作不適による追突事故が多い。また、交差点が大きく速度が出やすいことから右左折時に横断歩道を通行する自転車との衝突事故も多く、横断歩道等の安全確認が欠かせない。
- ワースト3:矢田五丁目交差点
- 交差点南と西が名古屋市道環状線、北東が県道名古屋多治見線、北と東が名古屋市道で変則の五差路である。同交差点には、北側と東側に歩道橋が設置され、その下に自転車横断帯が設置されている。西側と南側には、横断歩道(自転車横断帯付)が設置されている。東西道路には地下鉄名城線が走っており、交差点東側にナゴヤドーム前矢田駅がある。交差点南東500mにはナゴヤドームがあり、野球シーズンのみならず各種イベントが催され、数万人規模の集客がある。また、付近には高校や大学、大規模なショッピングセンターがあり、自転車利用者の多い地区である。事故の特徴として、自転車横断帯を通行する自転車と右左折する車両の事故が多発している。お互いが速度を落とし、安全を確認して通行する必要がある。
- ワースト3:東新町交差点
- 東西の県道名古屋長久手線(通称 広小路通)と、南北の市道堀田高岳線が交差する、都市高速入り口や側道が設けられた大交差点で、昼夜問わず交通量が多い。この交差点では、右左折車両と横断歩道上の歩行者・自転車との事故及び、右折車両と直進車両による衝突事故が多発しているため、交差点通過時の確実な安全確認を行う事が重要である。