山口県 平成22年の交通事故多発交差点 一覧

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▼山口県の交通事故状況の推移
▼人身事故発生地点の割合
※データ出典:(財)交通事故総合分析センターより

山口県の平成22年ワースト交差点で発生した事故の傾向

平成22年は、ワースト交差点5箇所で、22件の事故が発生しています。
このうち、左折事故(6件)が特に多く発生しています。次いで多かったのが、右折直進事故(5件)となっています。
交通事故は、自動車だけでなく歩行者・自転車などの行動が原因となることもあります。交差点を通行する全ての人が、周囲をよく確認しながら、万一の場合にも対応できる速度で無理せず通行するよう、常に心がけましょう。
事故類型と件数 それぞれの事故の主な要因と考えられること
左折事故:6件
  • 自車の左後方死角から直進してくる自転車やバイクの見落とし
  • 左折先の横断歩道上の自転車や歩行者の見落とし・確認不足
  • 歩行者や自転車の無理な横断・飛び出し
  • バイク・自転車等の、大型車の左折内輪差の見誤り など
右折直進事故:5件
  • 右折時、対向直進車のスピードの読み誤り(自車が先に右折できるという思い込み)
  • 対向直進車に右折を譲られた際、その脇から直進してくるバイク等の見落とし(いわゆる「サンキュー事故」) など
右折事故:4件
  • 右折先の横断歩道上の歩行者や自転車の見落とし・確認不足
  • 歩行者・自転車等の無理な横断・飛び出し など
追突事故:3件
  • 脇見運転・漫然とした(他車の動きをよく見ていない)運転
  • 車間距離の不足・スピードの出し過ぎ、信号変わり目での無理な直進 など
出合頭事故:1件
  • 一時停止標識・優先通行区分の無視や見落とし
  • 相手車の進行スピードの読み誤り など

※この他、上記の事故類型に含まれない事故が3件発生しています。

地図上のアルファベットまたは交差点名をクリックすると詳細ページが表示されます。
EDCBA
※この「ワースト」という表現は、「事故件数の多い順」という意味で便宜的に並べるために付与したものです。
 各事故の状況や損害・被害の程度を加味した順位付けではありません。

地元警察本部の取組

【速度抑制対策の推進】
 山口県では、近年、交通死亡事故の発生率が全国的に高い水準にあり、その大きな原因が県内の高い実勢速度にあると分析、本年の交通死亡事故抑止重点対策に速度抑制対策を掲げ、スピードダウン運動を県民総ぐるみの取組みとして推進している。具体的には、県民総参加による連続的なキャンペーン活動の展開のほか、実勢速度の速い路線での速度抑制を図る交通安全施設の整備などに取り組んでいるところであり、また、この取組みを通じて、本年、山口県で開催される国体で来県される全国の方々に対して、県民一人一人が、スピードダウンを通じた、優しく親切な運転マナーで接する「おもてなし交通安全」の浸透を図ることとしている。
【危険箇所の改修・改善】
 宇部市吉見の国道2号では、急なカーブが連続することなどから、数年来、正面衝突や道路逸脱による死亡・重傷交通事故が多発していた。このため県警察では、「はみ出し禁止ラインの高輝度化」や「注意情報提供情報板」などのハード対策に取り組むとともに、道路管理者でも「センターラインへのポストコーン」の整備による分離対策や「視線誘導標示」、「矢印反射板」の整備など、安全対策を実施した結果、平成22年以降、平成23年6月末現在、死亡・重傷事故が発生無く推移している。
【今後の改修・改善】
 山口市小郡の国道9号は、交通量が多く、朝夕の交通渋滞が数年来の課題となっており、特に、この路線にある「新町交差点」は毎年のように交通事故多発交差点に挙がっている。このため、同路線での交通事故抑止と渋滞緩和を図るため、現在、国道9号の4車線化拡幅及び西方に並行して走る高規格道路のバイパス整備が進められているところである。
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