市民向けフォーラムの開催
2016年度 地域防災力向上取組みin石川
能登半島地震から10年
●日時:2017年3月19 日(日)14:00~16:00
●会場:KKRホテル金沢3階 鳳凰A
●対象:一般市民、自治会・町内会(自主防災組織等)の防災リーダー、石川県損害保険代理業協会、北陸支部委員会・損保会等
●参加者数:70 名
●主催:(主催) 日本損害保険協会 (特別協力) MRO北陸放送
●開催趣旨:発生から10年となる能登半島地震の節目に以下の内容の市民向け防災・減災啓発取組み(市民向けフォーラム・フォーラム内容を石川県内で放送)を実施する。
(1)地震リスク(能登半島地震の被害、特徴(地震が少ない地域でも地震発生))
(2)地震への備え(地震を踏まえた市民・地域の取組み、地震保険)
(3)被災時や復興時における教訓 など
講義
講演1 発生から10年、いま振り返る能登半島地震
●講師:木村 拓郎氏(減災・復興支援機構 理事長)
●概要:能登半島地震の特徴や直近の大災害の状況を踏まえ、震災の課題と対策について解説がされた。
■ 課題
(1)老朽家屋の倒壊 (2)過酷な高齢者の避難所生活
(3)集落の孤立 (4)混乱した生活再建
■ 対策
(1)耐震診断と補強 (2)衛生や健康に関する知識
(3)通信と備蓄(特に水) (4)事前の学習
講演2 災害ボランティアの視点から見た震災 ~今日から始める明日への備え~
●説明者:浦野 愛氏(レスキューストックヤード 常務理事)
●概要:災害ボランティアの視点から災害から命を守るために必要なことなどについて解説がされた。
■ 避難生活の実状
■ 災害から命を守るために必要な3事項
(1)揺れから命を守ること、(2)逃げ遅れを防ぐこと、(3)災害関連死を防ぐこと
■ 災害発生時の行動・平時からの減災対策
(1)被災者が困っていたら、その困りごとを災害ボランティアセンターにつないでいただくこと
(2)災害時にはそれぞれが好きなことや得意なことを発揮して生活再建に向けていくこと
(3)日頃から地域とつながり、お互いに存在を記憶しあうことが大切であること
質疑・ディスカッション
講演2 災害ボランティアの視点から見た震災 ~今日から始める明日への備え~
●講師:木村 拓郎氏(減災・復興支援機構 理事長)
浦野 愛氏(レスキューストックヤード 常務理事)
●概要:参加者から「地震防災、減災の意識の低さを克服するにはどうしたらいいか?」との質問があり、講師から「最後に困るのは自分なんだということを認識してもらい、災害というのは物が壊れるという事だけではなく、生活破壊だという視点を皆様に持っていただくことが重要である。」との説明がされた。
その他
北陸放送と連携し、下記内容にて石川県内で放送し県民全体に啓発
●放映時期:2017年3月20(月)~22日(水) 22:54~ (2分30秒・全3回)
●出演者:深田 一政(日本損害保険協会 常務理事) 等
●放送内容:<第1回放送> 地震保険の概要・啓発
<第2回放送> 損保協会が実施する防災教育(ぼうさい探検隊)
<第3回放送> 損保協会が実施する地域の防災リーダー育成プログラム(本市民フォーラム等)
講師等の肩書きはイベント開催当時のものです。