しあわせ信州防災セミナー
2017年度 地域防災力向上取組み in 長野
~地震から命と暮らしを守るために~

●日時:2018年2月10日(土)13:30~16:00
●会場:長野県社会福祉総合センター講堂
●参加者数:84名(一般消費者)
●主催:信州地震保険・共済加入促進協議会(日本損害保険協会北関東支部長野損保会、長野県ほかで構成)
●開催趣旨:東日本大震災の翌日である2011月3月12日に発生した長野北部地震から7年を迎える前に、阪神・淡路大震災、新潟県中越地震あるいは直近の熊本地震を振り返りながら、県民の皆さんに震災の教訓・記憶を活かしつつ、次なる大地震に備えていただくために開催

情報提供

序説「第3次 長野県地震被害想定について」

●講師:島田 俊彦氏(長野県 危機管理部 危機管理防災課長補佐
  兼防災係長)

田古島会長挨拶

●概要:
・糸魚川-静岡構造線断層帯の中北部区間について
発生確率が最も高い『S*ランク』とされ、M7.6規模の地震の発生により、阪神・淡路大震災と同規模の死者数5,600人~7,100人の被害をもたらすと想定されている。
・実際に被災した場合の被災者支援に係る主な法制度等について
災害救助法、被災者生活再建支援法、災害弔慰金の支給に関する法律それぞれの概要の説明と過去の義捐金支給額の披露があり、自助の手段としては地震保険・共済で備えることが最も生活再建のうえでは効果的である。

講演の様子(島田氏)

講演

講演1「中越大震災を語る~震災を伝え・学び・活かす~」

●講師:風間 久司氏(小千谷市自主防災組織連絡協議会 会長・NPO 法人防災サポートおぢや 理事)
●概要:
・中越地震の前に「ひずみ」が指摘されていたことを今は皆忘れてしまっている。
・再建できず放置されてしまったため、多くの集落が崩壊した。 ・被災経験・避難所生活の体験を活かして、災害をどう生き抜くか防災知識や防災活動を通じて考え、危険度を判定できる人を多く作っていきたい。
・震災後の生活再建・復旧費用には、やはり地震保険があると助
かる。

講演の様子(風間氏)

講演2「迫りくる大地震に備える」

●講師:中島 翼氏(インターリスク総研 事業継続マネジメントグループ・コンサルタント)
●概要:
・熊本地震の概要と被害状況、想定されていた発生確率、建物被害に関して建物の構造別(新耐震・旧耐震等)の状況、長野県で想定される地震災害について説明。
・防災・減災の専門家として日頃より心掛けている「大規模地震への備え」の紹介。

講演の様子(中島氏)

講師等の肩書きはイベント開催当時のものです。

更新:2018.10.16(業務企画部 啓発・教育・防災グループ)

サイト内検索