地震防災・減災シンポジウム in 大宮
2018年度 地域防災力向上取組み in 埼玉
~人がつくる埼玉の防災をあなたへ そしてあなたから~

●日時:2019年1月12日(土)13:30~16:30
●会場:TKPガーデンシティPREMIUM大宮大ホール
●対象:県内の一般消費者等
●参加者数:108名
●主催:日本損害保険協会、埼玉県損害保険代理業協会、埼玉新聞社
●開催趣旨:地震に対する防災や減災の意識を高め、命を守るためにとるべき行動を住民に伝え、浸透させること。

講演

地震災害に備え、正しく恐れて正しく備える

●講師:室﨑 益輝氏(兵庫県立大学大学院 教授)
●概要:
・「熊本地震では地震で亡くなった人の4倍以上が関連死」「家が倒壊したのは『古い』『木造』などの理由だけでなく、住宅の手入れやメンテナンス、耐震補強をきちんと行っていなかったから」といった見過ごしがちな事実を、被害や復興、失敗から学ぶことで、正しい備えが見えてくる。
・自然災害が凶暴化する一方で、地域の高齢化や設備の老朽化など社会は脆弱化している。
・防災や減災の手段には限りがある。だからこそ、できることを組み合わせて被害を少なくしていくことが重要。
・できることは自分でやり(自助)、コミュニティで協力し合い(共助)、国や地方自治体も支援する(公助)。そのバランスが重要。また、ハード(耐震補強など)とソフト(コミュニティづくりや情報設備の整備、保険加入など)とヒューマン(教育など)の足し算が大切。

講演の様子(室﨑氏)

パネルディスカッション

暮らしを守る私たちの身近な備えとは

●コーディネーター:山﨑 登氏(国士舘大学 教授・元NHK解説副委員長)
●パネリスト:室﨑 益輝氏(兵庫県立大学大学院 教授)
佐藤 主光氏(一橋大学大学院 教授)
秋沢 淳子氏(TBSテレビ 担当部長・アナウンサー)
髙埜 隆氏(さいたま市総務局危機管理部防災 課長)
●概要:
・防災・減災対策は、「ハード、ソフト、ヒューマンの足し算」や「自助、共助、公助の足し算」など、さまざまな足し算が重要。なかでも共助の部分は、今後さらに重要になってくる。コミュニティを守るためには老朽家屋を減らし、人の流出を防ぐことも大切。生活の再建や復興にあたっては、地震保険による備えも欠かせない。

パネルディスカッションの様子

講師等の肩書きはイベント開催当時のものです。

更新:2019.10.18(業務企画部 啓発・教育・防災グループ)

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