愛知県自動車盗難等防止協議会総会を開催

新たな盗難手口による犯行の発生が懸念される中、当協議会が盗難防止啓発ツールを製作

 愛知県自動車盗難等防止協議会(会長:小栗 一朗・名古屋トヨペット株式会社代表取締役社長)では、3月5日(火)、名古屋市の名古屋銀行協会で、愛知県警察 渡邊 彰 生活安全部長を来賓として迎え、総会を開催しました。

 開会にあたり、当協議会の小栗会長から、「様々な取組みによって、ピーク時と比べ、愛知県の自動車盗難認知件数を10分の1程度に減少させることができた。しかしながら、依然として年間1,000台近い自動車が盗まれており、深刻な状況が続いていることに変わりはない。「リレーアタック」と呼ばれる新たな盗難手口による犯行の発生が懸念されている。今年も官民一体となったオール愛知で、自動車盗難防止活動に取り組みたい。」と挨拶がありました。

 来賓の愛知県警察 渡邊 彰 生活安全部長からは「自動車盗多発県の1つであるという実態は変わっていない。2019年は、昨年を上回るペースで被害が発生している。更なる被害の減少を図るため、協議会と連携して、広報啓発活動を進めたい。」と挨拶がありました。

 続いて、「リレーアタック」による犯行や住宅に侵入した窃盗犯が玄関にあるキーを使って車を盗む犯行もあることから、キーをしっかり管理することの大切さを啓発するため、愛知県警察と当協議会が連携して製作した盗難防止啓発ツール(キーケース)の製作発表がありました。発表の際には、愛知県警察のマスコット「コノハけいぶ」が登場し、会場を盛り上げました。

 この後、2019年度活動計画案等が了承され、次いで、愛知県警察本部生活安全部生活安全総務課地域安全対策室の小野田 弘樹 室長から「愛知県の自動車盗発生状況と対策」と題して講演がありました。

 総会後の懇談会には、愛知県 大村 秀章 知事が出席されました。大村知事からは「愛知県は、自動車保有台数が全国最多であり、「自動車盗」や「車上ねらい」等が発生しやすい環境にある。被害を防止するためには、県民一人ひとりの防犯意識をさらに高めることが重要だ。あらゆる機会を捉えて、防犯対策の徹底を広く呼びかけていく。」と挨拶がありました。

 本協議会は、自動車盗難等防止活動に取り組み、安全で住みよい地域社会の実現に寄与することを目的として22団体・機関で構成されている団体であり、当支部が事務局として運営しています。愛知県内の自動車盗難の撲滅に向けて、今後もこうした取組みを進めていきます。

小栗会長の開会挨拶
渡邊生活安全部長の来賓挨拶
盗難防止啓発ツールの製作発表
盗難防止啓発ツール
懇談会に駆けつけた大村知事
小栗会長 大村知事 渡邊生活安全部長
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