エゾシカと自動車の衝突防止をチラシで啓発
2015.10.06
~関係機関との連携を強化、道内に広く注意を呼びかけます~
日本損害保険協会北海道支部(委員長:伊藤 直弘・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 執行役員営業担当役員(北海道地域))では、北海道庁・北海道警察本部・国土交通省北海道開発局等と連携し、北海道内で多発しているエゾシカと自動車との衝突事故防止を呼びかけるための啓発チラシ3万3千部を作成しました。
2014年のエゾシカと自動車が関係する交通事故は前年比122件増加の1,940件で、平成16年から11年の間で2番目に多くなりました。従来は、道東が事故多発エリアでしたが、ここ数年では道北、道央、道南など、全道で事故が多発しています。
過去には死亡事故など重大事故も発生しており、当支部では事故防止のため、関係機関との連携を強化して、チラシを使った啓発活動を展開していきます。
具体的には、前年より事故件数が増加したエリアにはチラシの配布枚数を増加するとともに、北海道庁、国土交通省北海道開発局、自治体等の連携機関には各種イベントでチラシを活用してもらい広く道内に情報発信してもらう予定です。また、10月と11月に事故が増加する傾向を踏まえ、損保各社でも9月末からチラシを配布するほか、道内の「道の駅」114か所や警察署69か所、高速道路サービスエリア10か所でも配布し、ドライバーにエゾシカとの衝突事故防止を呼びかけていきます。
チラシでは、ドライバーに注意してもらいたい「道路上でのエゾシカの4つの習性」をイラストで、わかりやすく解説しています。また、エゾシカと衝突した場合の自動車保険の補償内容をQ&Aで紹介しています。また、平成26年度に当支部で調査したエゾシカとの衝突事故による車両保険金の平均支払額(約48万円)も参考情報として記載しています。
当支部ではエゾシカと自動車の衝突防止啓発活動のほか、さっぽろ地下街での「交通安全啓発アニメーション放映」、「高齢者の交通事故防止啓発活動」、「飲酒運転防止啓発活動」、「駐車場での車両事故防止啓発活動」、「スリップ事故防止啓発活動」などを行っています。このような交通安全啓発活動を通じて、引き続き道内の交通事故減少に努めていきます。