富山市で損保代理店を対象に地震保険セミナーを開催

富山県の地震リスクと大災害時における代理店のお客様対応について学ぶ

 日本損害保険協会北陸支部富山損保会(会長:石川 能章・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 富山支店長)と富山県損害保険代理業協会(会長:高木 正博)では、10月11日(金)、富山市の富山総合福祉会館(サンシップとやま)福祉ホールにて地震保険セミナーを開催し、損保代理店を中心に損保会社社員など、約100名が参加しました。

 開会に際し、豊永富山損保会長代理(あいおいニッセイ同和損保 高岡支社長)から、本日のセミナーで得られた知識、情報、ツールを活用して、一人でも多くのお客様にいざという時の経済的備えとしての地震保険の必要性と効用を強く訴えながら、ワースト5からの脱却を目指し、富山県における地震保険の普及をご推進いただきたい」との挨拶がありました。

 次に、富山地方気象台の藤田 一 地震津波防災官から、「富山県の地震活動を知る」と題した講演があり、富山県における地震リスクとその危険性等について大変分かり易くお話がありました。

 続いて、保険毎日新聞社の森 隆 記者が「大災害時における代理店のお客様対応」と題し、「東日本大震災」をはじめ「熊本地震」や「大阪府北部地震」発生後に現地で取材した、被災された代理店や契約者の方々の生の声を紹介しながら、当事者の切実な思いや代理店の使命について講演を行いました。森氏は、「お客様対応の鍵」は『事前の情報提供と募集』であると述べられました。

 また、北陸支部 片岡 信彦 事務局長が損保協会の「地震保険特設サイト」やツールを紹介しながら地震保険の加入促進に向けてのポイントを説明しました。

 最後に、富山県損害保険代理業協会の高木会長が「今後もお客様を第一に思い、保険会社・代理店がラグビー日本代表のようにスクラムを組んで、お客様から「地震保険に入っていて本当に良かった。」と言っていただけるように力を合わせていきたい。」と述べ、地震保険普及の重要性を訴えてセミナーを閉会しました。

 参加者からは、「富山県の地震リスクについて専門家のお話が聞けて良かった。改めて地震保険の必要性を認識した。」「森講師の講演を聞き代理店の使命について認識できた。今後の募集活動では必ずお客様にすすめて行こうと思う。」といった感想がアンケートで寄せられました。

 北陸三県は自然災害が少なく、住民の災害に備える意識が希薄とされており、2018年度末の地震保険付帯率は、富山県が58.6%(全国43位)、石川県が59.5%(全国42位)、福井県が64.5%(全国26位)と、いずれも全国平均(65.2%)を下回っています。(損害保険料率算出機構調べ)

当支部では、今後も北陸三県における地震保険の普及促進に向けて鋭意取組んでまいります。

富山地方気象台 藤田 地震津波防災官
保険毎日新聞社 森 記者
セミナー会場の様子
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