京都府・佛教大学と共催で減災イベント開催

「佛教大学FAST」と小学生が地域安全マップ作りを体験、地域防災力強化講演も実施

 日本損害保険協会近畿支部(委員長:山名 学・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 常務執行役員)では、3月12日(土)に、京都府および佛教大学と共催で、減災イベント「『京都学生FAST』※による『ぼうさい探検隊』体験と地域防災力強化講演」を開催しました。
 これは、「京都学生FAST」に加盟している「佛教大学FAST」の大学生に、「ぼうさい探検隊」を通じて子どもたちのリーダー役を体験してもらうこと、また、災害時における消防団や自主防災組織の活動等を学んでもらうことにより、次世代の防災リーダーとしての意識高揚を図ることを目的に実施したものです。

 当日は、近隣の小学校・児童館の1年生から5年生までの児童18名(うち京都府立盲学校の児童2名を含む)をはじめ、楽只小学校の校長・教頭先生、児童館の指導者、京都府庁と佛教大学関係者、京都市北消防団楽只分団関係者、当協会関係者など計70名が参加しました。

 イベントは、第一部で、子どもたちが住む楽只学区において「ぼうさい探検隊」を実施し、マップを作成しました。第二部では、神戸大学名誉教授で兵庫県立大学防災教育センター長の室崎益輝先生が、身近なリスクや地域防災力向上のために求められることなどについて、講演を行いました。

 参加した小学生からは、「いつも通る道に、いのちや街を守るものがあることが分かった。この防火水槽の標識柱は錆びていて、どこに防火水槽があるか分からないので新しくして欲しい。」、「佛教大学FAST」の学生からは「短い時間の中で、マップ作成まで出来て良かった。子どもたちは楽しみながら次から次に発見していた。今回の体験を次の活動に活かしたい。」などの感想が寄せられました。
 なお、完成したマップは、当協会が実施している「第13回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」に応募される予定です。

 今回、関係機関の協力のもと、当協会として初めて産官学が連携したイベントが実施できました。今後も次代の地域防災力強化を担う「京都学生FAST」の活動と連携し、「ぼうさい探検隊」の周知、普及啓発などに取り組んでいきます。

交番でインタビュー
マップ作り
隊長が発表

京都学生FASTとは

 京都府では、サークル活動を通して若者に防災活動についての意識向上を図り、将来の消防団入団に繋げることを目的に、府内大学が立ち上げる「大学生消防防災サークル」の活動支援を平成26年度から開始。各大学単位で構成された大学生の消防防災サークルについて、府全体でネットワークを構築し、「京都学生FAST(Fire and Safety Team)」の呼称のもと、府のコーディネートや市町村消防機関との協働・サポートにより、消防防災活動を行っている。

「ぼうさい探検隊」

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