滋賀県東近江市立能登川西小学校の防災教室で「ぼうさいダック」等を実施

 日本損害保険協会近畿支部(委員長:奥田 尚也・三井住友海上火災保険株式会社 常務執行役員関西本部長)では、6月9日(土)に滋賀県東近江市立能登川西小学校で開催された「防災教室」で、近畿支部防災博士(※)の 増田 晶子さんとともに参加し、全児童197名を対象に「ぼうさいダック」と「防災グッズ作り」を体験してもらう防災啓発活動を行いました。
 「防災教室」は、毎年、保護者への引き渡し訓練に併せ実施されていますが、今回初めて消防署からの紹介で防災博士を通じ、学校から依頼を受け実施したものです。

 当日は、まず、阪神淡路大震災当時のDVDを視聴し、スライドを使い災害等の事象(地震,火事,誘拐)について説明した後、地震、火事、誘拐されそうになった時に「自分の身は自分で守る」咄嗟の行動(ファースト・ムーヴ)について児童にポーズを覚えてもらい、数回繰返しカードを見せ練習し、音楽に合わせ「楽しく」全児童一斉に正しくポーズを取ることができました。
 続いて、1年生から6年生の縦割りグループ(12グループ)に分かれ、スライドを見ながら、「地震や災害が起こった時、一番困ることは何?」と問いかけ、身近な物を使い「もしも・・の時に、あったらいいな・役に立つ物」として、チラシや新聞紙を折って「お皿」と「コップ」を作りました。高学年が低学年をサポートして全員が完成しました。
 また、身近な物を使って作った災害時に役立つ物を一部ですが用意し、披露しました。
 先生方からは、「ぼうさいダックを知らなかった。楽しく全児童がポーズを取る様子が窺え感心した。」「災害に遭った時困ること(物)を説明いただき、学校としても考えて行きたい。」「色々と準備下さりありがとうございました。」との感想や謝辞がありました。

 当支部では、引き続き防災博士や関係機関と連携し、「ぼうさい探検隊」や「ぼうさいダック」の周知、普及啓発に取り組んでいきます。

ご参考

  • 「ぼうさい探検隊」とは、子どもたちが楽しみながらまちにある防災・防犯・交通安全に関する施設や設備などを見て回り、身の回りの安全・安心を考えながらマップにまとめ発表する、実践的な安全教育プログラムです。
  • 「ぼうさいダック」とは、安全安心の「最初の第一歩」を子どもたちが実際に身体を動かし、声を出して遊びながら学んでもらうためのカードゲームです。カードは全部で12種類。災害や日常の危険のほか、挨拶やマナーといった日常の習慣についても学べるようになっています。
  • 「防災グッズ作り」とは、新聞紙やチラシを使ってスリッパや食器を作ったりする活動です。
「ぼうさいダック」の実演1
「ぼうさいダック」の実演2
チラシを使った
お皿とコップ作り
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