宇都宮駅前で交通事故防止啓発キャンペーンを実施

事故多発交差点・高齢者交通事故防止啓発のチラシを配付

 日本損害保険協会 北関東支部 栃木損保会(会長:斎藤 修二・三井住友海上火災保険株式会社 栃木支店長)では、栃木県における交通事故死者数が急増(対前年比+19人増の95人)したことを踏まえ、栃木県警の協力のもと、3月22日(水)にJR宇都宮駅東口で、事故多発交差点の周知と高齢者交通事故の防止を呼びかけるキャンペーンを実施し、損保会社・栃木県警交通企画課・宇都宮東警察署等から約30人の参加がありました。

 当日は朝8時15分から、宇都宮駅を利用する通勤・通学客に対し、栃木県内で人身事故件数がワースト5となっている交差点が記載されたチラシ(※1)と、高齢者の交通事故を防止するためのポイントが記載されたチラシ(※2)を手渡し、注意喚起を行いました。また、高齢者に対しては、靴のかかとなどに反射材を直接貼付するなど、特に夜間に増加する歩行者交通事故の防止対策の必要性を訴えました。

 斎藤会長は報道機関のインタビューに対し、「事故多発交差点の取り組みについては、人身事故の50%以上が交差点または交差点付近で発生しているという現状から、効果的な取り組みであると考えている。また、栃木県では、交通事故死者数に占める高齢者の割合が68.4%(2017年実績)と非常に高いことから、今回のキャンペーンを通じて、高齢者交通事故を1件でも減らすことができれば幸いである。」と述べました。

 キャンペーン冒頭には、栃木県警察本部 交通部交通企画課の鬼丸 純一課長補佐から、「県民の安心・安全な暮らしを守るために、本日のキャンペーンは大変有効なものだと思う。特に栃木県では高齢者の死亡事故が増加しており、喫緊の課題と認識しているので、損保と県警で力を合わせて取り組んでいきたい。」と挨拶がありました。

 栃木損保会では、今後も警察や行政と協力し、交通事故防止に向けた取り組みを継続して行っていきます。

チラシを手渡す斎藤会長
チラシを手渡す栃木県警の警察官
高齢者に反射材の説明しながら配付
キャンペーンには約30人が参加
キャンペーンの主旨を説明する斎藤会長
栃木県警マスコットのルリちゃんも参加

「栃木県内の事故多発交差点チラシ」(※1)

 栃木県内で人身事故件数の多い交差点ワースト5について、地図付で事故形態・予防策を分かりやすく解説したチラシ。当会では、2008年度より毎年、各地域の交通事故多発交差点に関するデータを集約した「全国交通事故多発交差点マップ」を作成し、HP上で公開している。今回作成したチラシはその要点をまとめたものであり、チラシに記載されたQRコードから当会HP上の詳細マップにアクセスすることも可能。
(注)「ワースト5交差点」は、各事故個別の状況や損害・被害の程度を加味した順位付けではありません

「栃木県内の事故多発交差点チラシ」

「栃木県内の事故多交差点チラシ」(PDF)

「高齢者交通事故防止啓発チラシ」(※2)

 高齢ドライバーに多い「出会い頭事故」、高齢歩行者に多い「夕暮れや夜間の事故」を防止するために有効な行動について、ポイントを絞り込んで解説したチラシ。表面にクエスチョン(質問)、裏面にアンサー(解答)を掲載し、注意すべき行動が何か考えていただけるよう工夫している。また、チラシには反射材が付いており、高齢者の靴のかかと等に貼付することで、更なる事故防止効果が期待できる。

「高齢者交通事故防止啓発チラシ」(表)
「高齢者交通事故防止啓発チラシ」(裏)
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