栃木県損保・警察連絡協議会総会を開催

栃木県警察等と損害保険業界が連携し不正請求排除をめざす

 栃木県損保・警察連絡協議会(会長:佐藤 政文 損害保険ジャパン日本興亜株式会社・栃木支店長)では、7月24日(火)16時30分から宇都宮市内のホテルで、2018年度総会を開催し、来賓・顧問・会員など35名の出席がありました。

 開会にあたり、佐藤会長は挨拶の中で、整骨院にかかる保険金詐欺事件や、窃盗団による広域自動車窃盗事件の検挙等に対し謝辞を伝えるとともに、「保険金詐欺等の不正請求によって、善良な契約者の利益を阻害されることがあってはならない。不当・不正請求に対しては、毅然とした姿勢で対処していくことが、損害保険会社に付託された社会的使命と考えている。」と述べました。 また、栃木県警察本部 赤坂 浩 刑事部長からは、「世界一安全な国と言われた昭和20年以前の日本を取り戻すため、『犯罪の抑止』と『検挙』の両輪で取組んでおり、そのために皆様のご協力を頂きたい。」との挨拶がありました。

 来賓挨拶に引き続き、栃木県警察本部から、「暴力団情勢について」と「県内の交通事故情勢等について」、それぞれ講話がありました。その中で、蓼沼 浩 組織犯罪対策第一課長は、「平成3年以降、暴力団構成員の数は減少しているが、準暴力団といわれる明確な組織性のない者による不正・不当・暴力行為が増加するなど、油断できない状況である。反社会的勢力に対しては、排除活動を長期間継続して行うことが大切である。」と述べました。また、高木 克尚 交通指導課長は、講話の中で、市街地で歩行者が亡くなることが多いことを指摘し、日本では信号のない交差点で歩行者が待っていても車が止まらず、外国人から『キラーゼブラ(=人を殺す横断歩道)』と呼ばれている例を挙げ、運転者の交通マナーの向上を訴えました。

 損害保険業界では、1979年から民事介入暴力団対策および不正請求対策として、関連諸機関と連携を図り、健全な損害保険事業の運営を行うため全国にこのような協議会を設けています。

 総会の概要は次のとおりです。

2018年度栃木県損保・警察連絡協議会総会 次第

1.開会挨拶
2.顧問挨拶
3.来賓挨拶
4.講  話
5.決意表明

(注)「栃木損保会」「栃木損害サービス分科会」は、当支部の組織です。

栃木県損保・警察連絡協議会 佐藤会長
出席者全員による決意表明
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