福岡県豊前市へ消防活動二輪車を寄贈

全国初導入の消防二輪車を豊前市に寄贈で消防力・防災力強化・拡充に寄与

 日本損害保険協会九州支部(委員長:大久 孝一・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 専務執行役員・九州本部長)では、2018年度に全国に寄贈する消防資機材(※)14台のうちの1台が福岡県豊前市へ配備されたことから、2月4日(月)に豊前市役所にて寄贈式を行いました。なお、当日は、当支部の 大久 孝一 委員長から、豊前市の 後藤 元秀 市長へ消防活動二輪車を1台贈呈しました。

 大久委員長は、「近年、地震や水害等の自然災害が多発し、甚大な被害をもたらしている。損害保険業界では、保険事業を通じて災害からの復興を支援しているが、同時に災害による被害を防ぐための様々な防災・減災事業を行っている。全国の自治体に対する消防資機材の寄贈もこの事業の一環であるが、今回、全国に先駆けて1台だけ導入した消防活動二輪車を豊前市に寄贈することになった。この二輪車が地域の皆様の安心のよりどころとなり、万が一の災害や事故発生の際に、その性能をいかんなく発揮して、皆様の生命と財産を守ることができるよう祈念している。」と挨拶しました。

 後藤市長から「豊前市は美しい海と山に囲まれ、広い山野を有している。近年は自然災害が頻発していることから、豊前市消防団も災害救援や被災者の捜索等で活躍しており、消防活動二輪車を寄贈いただいたことで、貴重な消防・防災の力となる機材を得ることができ、感謝している」と謝辞がありました。

 福岡県豊前市への消防資機材の寄贈は、初めてで、消防活動二輪車は、今年度から初めて導入され豊前 市への寄贈が第1号となります。福岡県内への消防自動車等寄贈累計は、離島も合せると83台となりました。 寄贈した消防活動二輪車は、火災や震災などの発生時にいち早く現場情報を収集するとともに救助・消 火活動とつなげることへの貢献が期待されます。

寄贈挨拶を行う大久委員長
御礼の挨拶を行う後藤市長
寄贈した消防活動二輪車を前に記念撮影
興味深く二輪車を操作する消防団員の皆さん
実際に寄贈した消防活動二輪車(左)
モデル車両(右)

(※)消防資機材の寄贈事業

  • 2018年度は、全国7市町(離島を除く)および離島7市町村に軽消防車を中心に消防資機材14台を寄贈。
  • 全国の消防力の強化・拡充に協力するため、今年度寄贈分を含め、消防自動車を中心に1952年度から全国の市区町村(離島を除く)に2,719台、1982年度から離島に724台寄贈しており、累計寄贈台数は3,443台。
  • 今回の寄贈から、消防団におけるニーズ等を踏まえ、寄贈する消防資機材を多様化しており、豊前市には全国で唯一の配備となる消防活動二輪車が寄贈されました。消防活動二輪車は、火災や震災などの発生時に、渋滞の多い都市部や進入が困難な高速道路や山間部など、さまざまな場所で、いち早く現場情報を収集するとともに救助・消火活動へとつなげることが可能な消防資機材です。
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