熊本県損害保険防犯対策協議会総会を開催

熊本県警等関係団体と不当不正請求根絶に向けた連携を確認

 一般社団法人日本損害保険協会九州支部熊本損保会(会長:野間 和子・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 執行役員・熊本支店長)では、2月13日(水)に熊本市内で、「平成30年度 熊本県損害保険防犯対策協議会総会」を開催し、来賓・顧問・会員など29名の出席がありました。

 開会に際し、熊本県損害保険防犯対策協議会の 池田 会長代理(損害保険ジャパン日本興亜社九州保険金サービス第二部長)から、この間の関係各位の支援・協力への感謝の意を表明するとともに、「損害保険事業の社会公共性に鑑み、自然災害あるいは交通事故に乗じて不正請求を行う者に関係機関と連携して対応してきた。本席を、引き続き不当不正請求・民事介入暴力の予防・排除を確認する場とし、一層の努力をして参りたい。」との挨拶がありました。

 続いて、顧問の熊本県警察本部交通部交通指導課の 沖田 茂行 課長(警視)から、「全国・県内いずれも交通事故は過去最少で最悪期に比べ半減した。しかし、物件事故は横ばい状態であり、交通事故抑止に向け取組みを行っている。また、保険金詐欺に関してはインターネットで同調者を募る等、保険制度の盲点を突いた事例が増加してきており積極的に対処していきたい。各保険会社でも厳格な調査をお願いしたい。」とのお話をいただきました。

 次に、ご来賓各位からのご挨拶、熊本損害サービス分科会の 金森 代表幹事(損害保険ジャパン日本興亜社)からの今年度の活動報告をはさみ、講演へと移りました。
 講演では、熊本県警察本部刑事部組織犯罪対策課の 東 秀一 暴力対策官(警視)から、「暴力団の現状と対策について」と題して県内の暴力団情勢について講演をいただきました。
 また、熊本県弁護士会民事介入暴力対策委員会の 本田 悟士 委員長から、「モラルリスク事案の対応について」と題して、保険金不正請求に対する調査の対応方法・心構えについての講演をいただきました。
 最後に、熊本損害サービス分科会の 木原 副代表幹事代理(三井住友海上社)から、閉会の挨拶があり、関係各位への謝意と今後の取り組みへの決意が締め括りの言葉として述べられました。

 当協会九州支部では、熊本県警察本部や関係諸機関・団体と連携し、民事介入暴力対策および不当不正請求対策を進め、健全な損害保険事業の運営を通じた地域の安全・安心に貢献してまいります。なお、総会の概要は次の通りです。

平成30年度 熊本県損害保険防犯対策協議会総会 式次第

1.開会挨拶
2.顧問・来賓紹介
3.顧問ご挨拶
4.来賓ご祝辞
5.活動報告
6.講  演
7.閉会の辞

         (注)「熊本損保会」および「熊本損害サービス分科会」は、当支部の組織です。

開会挨拶する池田会長代理
顧問挨拶を行う沖田課長
挨拶する川北組織犯罪対策課長
来賓挨拶を行う松永専務理事
来賓挨拶を行う東矢上席調査官
活動報告を行う金森代表幹事
講演をされる東暴力対策官
講演をされる本田委員長
木原副代表幹事代理の閉会挨拶
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