九州大学経済学部で「損害保険概論」講座を開講

~時代の変化に果敢にチャレンジする損保業界の取組みを紹介~

 一般社団法人日本損害保険協会九州支部(委員長:新見 吉晴・三井住友海上火災保険 (株)執行役員 九州本部長)では、2021年10月6日から2022年2月2日の間の毎週水曜日に、九州大学経済学部において、連続講座「損害保険概論」を開講しました。
 この講座は、2015年度から九州大学単位認定講座として実施しており、経済学部の3、4年生を中心に220名を超える学生が受講されました。授業は、コロナ感染症拡大防止の観点から、今年度もオンラインでの開催となりましたが、講義終了後に質問時間の設定、毎回小テストの実施などにより理解を深められるように運営を工夫しました。
 講座内容は下表のとおりです。身近なリスクとその対策として個人分野の損害保険からはじまり、社会やビジネスを支える企業分野の損害保険、さらに時代の変化に果敢にチャレンジしている損害保険業界の取組みやその課題等となっています。
 本連続講座では、会員各社・関係団体の協力のもと、リスクをマネジメントするために、より実践的に損害保険制度を習熟してもらうとともに、損害保険業界に興味を持つ学生の方に損害保険や損害保険業界をより身近に感じてもらう講義となるように努めました。
 例えば、社会に出るにあたり必須の知識となる自動車保険等については第2回の「自賠責保険・自動車保険」で、また自動車産業の動向や新たに開発されたテレマティクス保険については第3回「自動車保険の最近の動向について」の講義で伝えました。サイバー保険など新たな企業向け損害保険については第8回「ニューリスクと損害保険会社の役割」で、損害保険会社職員の日常業務についても第10回「損害保険会社の仕事」で説明したほか、損害保険の特徴の一つである代理店チャネルについては、日本損害保険代理業協会から第12回「我が国における損害保険募集のビジネスモデルと今後の展望」等で、消費者の立場で役立つ知識とともに保険会社視点からも講義を行いました。
 損保協会九州支部では、引き続き、損害保険リテラシー向上に資する取り組みを推進していきます。

<講義概要>

講義内容

講師

第1回
損害保険概論 オリエンテーション

損保協会 九州支部
山本 事務局長

第2回
自賠責保険・自動車保険

損保ジャパン社
齋藤 リーダー

第3回
自動車保険の最近の動向について

あいおいニッセイ同和損保社 自動車保険部
四宮 主任

第4回
自動車保険の保険金支払実務

三井住友海上社 九州損害サポート第一部
小山 課長

第5回
第三分野の保険

東京海上日動社 個人商品業務部
福田 課長代理

第6回
火災保険・地震保険

あいおいニッセイ同和損保社 火災傷害保険部
小越 担当課長

第7回
リスクマネジメントと損害保険

損保ジャパン社
齋藤 リーダー

第8回
ニューリスクと損害保険会社の役割

東京海上日動社 企業商品業務部 九州グループ
井堀 主任

第9回
再保険とART

クエストコンサルティングロンドン
小島 顧問

第10回
損害保険会社の仕事

三井住友海上社 九州損害サポート第一部
小山 課長
三井住友海上社 九州本部 業務グループ
前田 担当

第11回
損害保険業界の現状と課題

損保協会
深田 元常務理事

第12回
我が国における損害保険募集の
ビジネスモデルと今後の展望

日本損害保険代理業協会
野元 専務理事

第13回
損害保険会社の経営

竹井 損保協会専任講師

第14回
損害保険概論 おさらい

損保協会 九州支部
山本 事務局長

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