徳島県で被災後の生活再建についてのセミナーを開催

~徳島県と連携して、地震保険の効用と活用方法について説明~

 日本損害保険協会四国支部徳島損保会(会長:秋山 芳久・東京海上日動火災保険株式会社 徳島支店長)では、9月27日(火)に徳島県立防災センターで開催された、徳島県危機管理部防災人材育成センター主催の「夜間防災セミナー」において、実例を交えた地震保険のより具体的な解説を行いました。

 本セミナーは、当協会の第7次中期基本計画の重点課題のひとつである「自然災害における防災・減災に資する取組み」の一環として、一般市民への防災意識の向上と啓発を目的に本年3月11日に実施した「東日本大震災・防災メモリアルデー講演会」の続編(フォローアップ防災講座)として、徳島県危機管理部防災人材育成センターと連携して企画・実施したものです。

 前回の講演会では、地区防災計画の策定や地震保険制度の概要について一通り説明したことを踏まえ、今回のセミナーでは、被災後の生活再建に最も大事な「お金」に焦点を当てて、どうすれば、生活再建に必要な資金を得ることが出来るかというアプローチで、より現実的な観点から「日常を取り戻すために」必要な手段について考えてもらうこととしました。

 セミナーでは、まず、徳島県危機管理部防災人材育成センター 野々瀬 由佳 所長から、「被災者生活再建支援制度の概要について」と題して、公助としての自治体の被災者生活再建支援制度に関し、制度の対象となる自然災害と被災世帯、支援金の支給額、支給申請方法等について詳細な説明が行われました。

 続いて、日本損害保険協会四国支部徳島損保会を代表して、東京海上日動火災保険株式会社 徳島支社 玉置 信太郎 支社長代理から、「熊本地震に見る、地震保険の効用と今後の活用方法」と題して、自助としての地震保険に関し、1. 熊本地震の状況と被災契約者の声、2. 南海トラフ巨大地震の発生確率と徳島県の地震環境、3. 地震保険の加入方法と保険料例、4. 実際に被災した際の対応と保険金支払い例、5. 今後の商品改定の動向について、実例を多く交えたより具体的な解説が行われました。

 本セミナーは、「災害や防災についてもっと知りたいが、仕事や学校があるので、平日の昼間等に開催される講座には参加しにくい」という声を踏まえ、あえて夜間に開催しましたが、一般市民約100名が参加し、南海トラフ巨大地震への危機感や被災後の生活再建に対する関心の高さが伺えました。

 当支部では、他県への展開も含め、「自然災害における防災・減災に資する取組み」を行政機関と連携して進めていきます。

徳島県危機管理部防災人材育成センター
野々瀬所長
徳島損保会 東京海上日動 玉置支社長代理
会場の様子
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