ジュニアリーダーとぼうさい探検隊実施

ジュニアリーダーとぼうさい探検隊実施

~宮城県多賀城市のジュニアリーダーと多賀城高校生徒で市内をまち歩き~

 日本損害保険協会東北支部(委員長:高橋 裕・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 執行役員東北地域担当)では、12月12日(土)に宮城県多賀城市で、多賀城市ジュニアリーダー(注1)および多賀城高校の生徒らで当協会の防災教育プログラム「ぼうさい探検隊」を実施しました。
 この取組みは、多賀城市子ども会育成連合会の事務局を務める多賀城市中央公民館(多賀城市教育委員会事務局 生涯学習課)と、来年4月から高校の理系としては全国で初めて防災教育に特化した災害科学科を開設する多賀城高校と連携したものです。

 当日は、小学生から高校生までの多賀城市ジュニアリーダーと多賀城高校生徒の計約20名、多賀城市市民活動サポートセンター職員が参加し、2つの班に分かれ「多賀城駅周辺のまち歩き」、「大きな地図への気づいた点やポイントの書き込み」、「班ごとの発表」を行いました。
 今回の特徴は、既存のまち歩きに加え、多賀城高校生徒がボランティア活動として以前設置した市内の津波浸水表示板(津波プレート)に、UTMグリッド(注2)番号のついたシール(番号シール)を貼付して回り、「津波プレートを巡るまち歩き」という形で実施した点です。
 ジュニアリーダーはまち歩きの中で番号シールの貼付の手伝いのほか、地面から津波プレートまでの高さをメジャーで計測し、各所で到達した津波の高さの違いを自分の目で確かめていました。
 自分たちのまちを改めて探検したジュニアリーダーからは、「津波避難ビルがあることに気がついた」「津波プレートの高さが場所によって全く異なることに驚いた」「まちに消火栓が多くて驚いた」など、それぞれ新たな発見をした感想が寄せられました。

(注1)ジュニアリーダー:子ども会活動や地域活動など地域で活躍する年少リーダー
(注2)UTMグリッド:UTMグリッド地図は自衛隊も使用しているもので、住所が不明でも場所を特定する番号(UTMグリッド番号)を伝えるだけで救助や物資の運搬で駆けつけることが可能。特に土地勘のない旅行者など外部から来た人に大変役立つ。グローバルスタンダードのため外国の地でも番号は共通しており、外国人にもわかりやすい。

まち歩きの様子1
まち歩きの様子2
津波到達点の高さを測る様子
マップ作りの様子
発表の様子
【参考】番号シールと津波プレート
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