福島県で地震保険セミナーを開催

~県内の地盤災害によるリスク等について情報提供~

 日本損害保険協会東北支部(委員長:末野 智弘・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 専務執行役員)は、減災・防災への寄与および地震保険の普及促進を図るため、11月29日(金) 郡山市労働福祉会館大ホールで、「地震保険セミナーin福島~地域の地震リスクを知る~」を開催しました。

 当日は、福島損保会 鶴丸 宗久 会長から、「福島県は地震保険の付帯率が74.1%で、全国平均の65.2%を上回っているが、市ごとの付帯率を見ると、会津若松市は61.4%、喜多方市は58.5%と、全国平均を下回り、県内でも特に低い水準になっている」、「皆さんが直面している災害リスクについてしっかりと見据え、災害に備える意識を一層高めていただきたい」として開会挨拶がありました。

 引き続き、気象庁 福島地方気象台 大和田 淳 地震津波防災官、山形大学 地域教育文化学部 八木 浩司 教授から講演があり、福島県内の主要な活断層帯である、双葉断層帯、福島盆地西縁断層帯および会津盆地断層帯の活動等について、参加した60名超の損害保険代理店および損害保険会社の社員等に向けて説明がありました。

 参加者からは、「活断層が及ぼす地震との関係もよく分かったので、今後の営業活動に活かしていきたい」や「会津にも様々な活断層があることを知った。地震保険をお勧めするのに情報を活用したい」といった感想が寄せられました。

 東北支部では、今後も自然災害リスクの啓発と地震保険の加入拡大に向けた取組みを行っていきます。

開会挨拶(鶴丸損保会長)
講演(八木教授)
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