グローバルセミナーで消費者教育活動を説明 ~リスク認知と保険文化醸成のための取組みに高い関心が示される~

 日本損害保険協会(会長:鈴木 久仁)は、9月17日(木)・18日(金)にマレーシア・クアラルンプールで開催された災害リスクファイナンスに関するグローバルセミナーで、消費者教育活動に関するプレゼンテーションを実施しました。

 同セミナーは「災害リスクファイナンス:災害リスクの財務的管理に向けた実効的手法の構築」と題され、日本政府の後援のもと、経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development:OECD)、ASEAN保険教育調査機関(ASEAN Insurance Training and Research Institute)、マレーシア国立銀行(Bank Negara Malaysia)、アジア開発銀行(Asian Development Bank)の共催で開催されました。セミナーは8つのセッションで構成され、世界各地から招待されたパネリストが災害リスクファイナンスの様々な側面に関してプレゼンテーションを実施し、活発な議論が展開されました。セミナーには、マレーシア・東南アジア諸国を中心に、合計約200人の官民の専門家が出席しました。

 当協会は、今年3月の第3回国連防災世界会議でのプレゼンテーション等を高く評価したOECD事務局から招待され、「リスク認知と保険文化醸成の支援」をテーマとしたセッションに、アジア開発銀行の主幹金融専門家や米国オクラホマ州の保険長官らとともに当協会の大熊 孝 国際部長がパネリストとして登壇し、プレゼンテーションを実施しました。

 プレゼンテーションでは、保険文化醸成のために当協会が実施している年齢層ごとの保険リテラシーに応じた教育プログラム(小学生対象:ぼうさい探検隊、高校生対象:金融(保険)教育プログラム、大学生対象:連続講座、等)について、目的・内容・効果を説明しました。また、教育活動に加えて、保険文化を実際に浸透させるためには、保険業界が消費者から信頼を獲得することが重要であり、そのために真摯に消費者への補償・サービス提供を行い、理解を得ることが必要である旨説明しました。

プレゼンテーションを行う大熊部長

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