子どもの犯罪被害・詐欺・地域防犯への対策

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子どもの犯罪被害への対策

ポイント

子どもの犯罪被害や事故には不安を感じている

日常生活のなかで子どもたちが犯罪や事故の被害者となってしまうケースは年々増え、なかには凶悪犯罪も目立つため、不安を感じている人は少なくありません。平成25年7月に実施された内閣府の「子どもの安全に関する世論調査」では、51%の人が子どもの犯罪被害に不安があると答えました。地域のつながりが弱く近所の住民の顔をほとんど知らないことを不安になる理由のひとつにあげ、59%の人が防犯パトロールのような地域住民が行う防犯活動に参加したいと答えています。効果的な取組みと考えています。
ぜひあなたも日頃から子どもたちの行動に気を配り、地域の防犯活動に参加するなど、身近なところから取組みを始めましょう。

ポイント

自分の地域では、子どもに対する防犯活動が何かしら行われている

学校や家庭はもちろん、最近では子どもに対する防犯活動を積極的に行う自治会、地域防犯ボランティアが増えています。登下校時のパトロールや校内警備、防犯教室の開催、防犯マップの作成、ジュニアパトロール隊の結成など活動内容はさまざまです。
日本損害保険協会のホームページに掲載している「子どもを犯罪・事故から守る手引き」や「防犯活動のヒント」では、多くの取組み事例を紹介しています。
あなたも“できる時に、できることを、できるところで”ぜひ始めてみましょう。

ポイント

子どものために協力できることがあれば何かしたいと思っている

垣根などを低くして外を歩く子どもたちの様子を家のなかから見えるようにする、玄関灯やセンサー付きライトで家の周囲を明るくするなど、犯罪の起こりにくい環境づくりは今すぐにでも始められます。
さらに地域防犯ボランティアへ参加すれば、子どもたちとふれあいながら防犯・事故防止の意識を伝えることができるのです。

詐欺への対策

ポイント

おれおれ詐欺などのあやしい電話がかかってきたときの対処方法は十分わかっている

電話で息子や夫、孫を装い現金をだまし取る犯罪はおれおれ詐欺と呼ばれ、振り込め詐欺(※)の一種です。犯人は家族をはじめ警察官や弁護士といった第三者にもなりすまし、振り込みを要求してきます。被害を防ぐためのポイントは、

  1. 1.まずは相手に名前を名乗らせる
  2. 2.電話を切ったら本人に確認。家族に連絡を!
  3. 3.お金はすぐに振り込まない。不審な場合は警察へ

手口はますます巧妙化し、平成25年の被害総額は約168億円を超えています。ご注意ください。
※振り込め詐欺は、おれおれ詐欺・融資保証金詐欺・架空請求詐欺の総称

ポイント

貸します詐欺(融資保証金詐欺)がどういう詐欺か知っている

貸します詐欺(融資保証金詐欺)は金融機関、貸金業者を装いダイレクトメールやファックス、偽広告で融資をすると持ちかけて、融資の申し込みにきた人に対し保証金の名目で現金を振り込ませ、だまし取るという詐欺犯罪です。
多重債務や資金繰りに悩む人々をターゲットにした、巧妙な手口が目立ちます。「融資の際には返金する」「ブラックリストの抹消料」などいかなる理由であっても、金融機関や貸金業者が融資を前提に振り込みを要求することはありません。
被害にあわないよう十分注意し、「貸します詐欺」かもしれないと感じたら「消費者ホットライン」へお問い合わせ下さい。

消費者庁「消費者ホットライン」
0570-064-370

お近くの自治体の窓口をご案内します。

ポイント

「架空請求詐欺」がどういう詐欺か知っている

「架空請求詐欺」は郵便、インターネット等を利用して不特定多数のものに対し、架空の事実を口実とした料金を請求する文書などを送付するなどして現金を預金口座等に振り込ませるなどの方法により騙し取る詐欺事件をいいます。
はがき、メール等による身に覚えのない請求に対しては

  1. 1.利用した覚えがなければ現金を振り込まないこと。もし請求があってもはっきり断る
  2. 2.相手に連絡しない
  3. 3.見覚えのない送信元からのメールに表示されているアドレスにはアクセスしない
  4. 4.相手に自分の氏名、住所を教えない

地域防犯のポイント

ポイント

近所や地域の人とは、あいさつをするようにしている

「こんにちは」「こんばんは」のあいさつは、ご近所づきあいの基本マナーであると共に、日々の防犯活動を兼ねています。“見知らぬ人だな”と思って声を掛けた人物が泥棒だとしたら、顔を見られたと思い、その地域から立ち去るかもしれません。まずは日頃のあいさつをきっかけに、地域コミュニティへも参加してみましょう。

ポイント

自分の地域に防犯ボランティア団体があるのを知っている

地域防犯の役割を担っていたかつてのご近所づきあいが希薄になってしまった昨今、それに代わるものとして注目されているのが住民主導の防犯ボランティア活動です。全国の防犯ボランティア団体の数は46,673団体にのぼり、約277万人が活動中。年々、増加傾向にあります。*平成25年3月時点 警察庁データ
いずれの団体も警察や行政、自治会などと協力しつつ、地域の実情を考慮した防犯活動を展開!その結果、住宅侵入窃盗やひったくり、自動車盗難などの街頭犯罪は全国的に減少しています。

ポイント

自分も防犯ボランテイア活動をしてみたい

防犯ボランティアの活動内容は、防犯パトロールをはじめ、子どもたちの見守り、環境浄化、防犯広報活動、防犯マップ作成などさまざまで、地域性や団体の規模によって異なります。自分の住むまちに防犯ボランティア団体がある場合には、参加してみてはいかがでしょう。
団体がない場合や新たに結成する場合には、最寄りの警察署(生活安全課など地域安全対策を担当する課)、防犯協会、自治体などに相談し、地域の犯罪発生状況や具体的な対策についてアドバイスを受けましょう。

子どもを犯罪・事故から守る手引き

日常生活の中で子どもたちが犯罪や事故の被害者となってしまうケースは年々増え、お子さんをお持ちの方は心配もつきないことと思います。大人が子どもを守るのは当然ですが、子ども自身も犯罪や事故から身を守る意識を身につけてほしいとの願いからこの冊子を作成しました。 一緒に考えることにより防犯への意識を高めていくことを目的としています。

入手方法

本冊子は1部につき冊子代100円(税込)と送料実費をご負担いただき、有償頒布しております。

オンライン申し込みへ(外部リンク)

照会先

所管部署・申し込み手続きについて

〒101-8335 東京都千代田区神田淡路町2-9
一般社団法人 日本損害保険協会
業務企画部 啓発・教育・防災グループ
TEL:03-3255-1215
FAX:03-3255-1236
E-mail:consumer@sonpo.or.jp

ご参考

更新:2017.05.12(業務企画部 啓発・教育・防災グループ)

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