交差点の解説

・国道197号上の右折と直進の事故が多い。十分な安全確認を！

　この交差点は、片側2車線の国道197号と県道松岡日岡線（県道610号線）とが交差する四差路交差点で、国道側には右折レーンが設けられているが、県道側には右折レーンは設けられていない。県道610号線は直線道路であるが、国道197号は交差点を中心に少し屈折しており、対向車両の安全確認がしづらい。
　交差点の周辺はガソリンスタンドや飲食店等が多く、車両の出入りも多い。国道197号は上下線とも、土曜・日曜・祝祭日を除いて通勤時間帯の朝・夕の1時間にバスレーンの規制がなされ、交差する県道610号線とともに通勤のための車両により渋滞する。朝・夕の時間帯を中心に日中は通行量は多いものの、夜間は交通量が減少し、国道197号を通行する車はスピードが出ているので注意が必要である。
　早朝・夜間を除いて昼間の交通量が多いためか、通勤時間の朝・夕の交通事故が4件で、平成21年の全事故9件のうち、朝・夕の発生を含め8件が昼間の発生となっている。
　事故形態については、対向車の安全確認が不十分なまま進行することによる国道上の右折車と直進車の事故が多いことから、交差点を通行する際の安全な速度と十分な安全確認が必要である。