交差点の解説

・全方向からの追突事故が多い。前をよく見て運転を！

　この交差点は、南北に走る片側2車線の国道10号と、交差点から西側に走る片側2車線の国道210号、さらにこの交差点から東側に走る片側2車線の市道（下郡バイパス）とが交差する四差路交差点である。国道10号の上り線には1車線、下り線には2車線の右折レーンがあり、国道210号と市道にはそれぞれ1車線の右折レーンが設けられている。国道10号は交差点を中心に少し屈折しているものの見通しは良好で、国道210号と市道（下郡バイパス）については直線道路であるものの、交差点を頂点に少し上り勾配で、対向車両の安全確認がしづらい。
　交差点の周辺は、郊外型の大型商業施設や自動車ディーラーが立ち並んでおり、交通量が多い。国道210号の上り線は、土曜・日曜・祝祭日を除いて通勤時間帯である朝の1時間にバスレーンの規制がなされ、国道10号の上り線・国道210号・市道とともに通勤のための車両により渋滞する。
　朝・夕の時間帯を中心に日中は通行量は多いものの、夜間は通行量が減少し、国道10号を通行する車はスピードが出ているので注意が必要である。平成21年の全事故7件のうち、4件が夜間の発生となっている。
　事故形態については、全方向からの交差点手前での追突事故が多いことから、交差点を通行する際の安全な速度と十分な安全確認が必要である。