この交差点は、広島市の中心部にあり、国道2号と国道54号が交わる大規模な四差路交差点である。南北に路面電車が通っており、右折待機場所や対向の見通しに影響がある。交通量が多く、朝夕の通勤時間帯に渋滞している。

この交差点は、重傷事故が2件、軽傷事故が10件発生している。第一当事者の年代は、64歳以下が10人、65歳〜74歳が1人、75歳以上が1人となっている。

【追突事故】
要因：遠方の車両に気を取られ、停止中の前車に衝突してしまったことによる。
予防方策：前車との車間距離を十分に開け、余裕をもって前車の動きを見ること。
【右折車と直進車の事故】
要因：対向車両より先に交差点を通過できると軽信して右折してしまったことによる。
予防方策：矢印信号があることから気持ちに余裕を持って右折すること。
【左折事故】
要因：安全確認を怠ったため、右方からくる横断者を見落としてしまったことによる。
予防方策：横断歩道等には横断者があるものと常に意識して通行すること。