東京都立高校の公民科で
「明るい未来へTRY!」を活用した
授業をはじめて実施しました!

新学習指導要領で求められるアクティブ・ラーニング型授業の実践

 日本損害保険協会関東支部(委員長:永次 哲・三井住友海上火災保険株式会社コンプライアンス部部長(関東1・北陸担当))では、9月30日(木))に東京都立世田谷泉高等学校で、同校・佐々木 啓真先生の協力のもと、高校生向け副教材「明るい未来へTRY!」を使用した授業を実施しました。
 東京都立高校の公民科では、同教材を使用して新学習指導要領で求められる「主体的で、対話的で、深い学び」を目的としたアクティブ・ラーニング型授業をはじめて実施しました。
 当日は、高校3年生を対象に、当協会が示している教員用のカリキュラムを参考にしながら、1コマ40分間の「現代社会」の授業を2コマ使って、80分間の授業を実践しました。
 副教材「明るい未来へTRY!」のうち、「保険の役割」、「友達とドライブに行きたい」、「あこがれのひとり暮らしがしたい」の3つをテーマとして、動画視聴や班での意見交換等を交えながら、身の回りのリスクについて学びました。

 生徒からは、「色々なリスクへの備え方を知ることができてよかった」、「隣の家の人が起こした火事が自宅に燃え移ったとき、隣の家の人が賠償してくれないことに驚いた」、「一人暮らしのリスクは今後にとても役立つと思った」などの感想が寄せられました。また、グループワークで行った身の回りのリスクについて順位づけをする「ダイヤモンド・ランキング」では、「同じ高校生でもリスクのとらえ方が全然違うことには驚いた。」「身の回りのリスクに敢えて順位づけをすることで自分に本当に大切な備えが何かを実感できた」などの声も寄せられました。
 佐々木先生からは、「私自身、損害保険を授業で扱うのは初めてであったが、教材がわかりやすく動画も生徒が関心を引くものであったので、生徒も大きな戸惑いもなく、授業についてきていた。今日の授業を通じて損害保険教育の必要性を再認識した。『公民科』では、公助としての社会保険の説明に加えて、自助の備えとして、「民間保険」を扱っていくことになると思うので、今後も授業で取り上げていきたい」とのコメントがありました。

 当支部では、今後も高校生の金融リテラシーの向上に努めていきます。

副教材『明るい未来へTRY!~リスクと備え~』

  • 生徒が「やってみたいこと」(例:海外旅行に行きたい、友だちとドライブに行きたい等)に関するリスクと損害保険(自賠責・自動車保険、火災保険、海外旅行保険、個人賠償責任保険、ペット保険、ボランティア保険、傷害保険の全7テーマ)を短時間(1テーマ15分程度)でも学習できる教材です。
  • 標準的な簡易学習のパターンとして、前半は、リスクや損害保険のクイズを記載した「ワークシート」を活用してグループワークや発表を行うことで、生徒同士や生徒と教師の会話、能動的な学習を促します。 後半は、「資料編」により、自らクイズの解答を調べることで、能動的な学習を促し、損害保険の知識の定着を図ります。
  • 授業の進行方法やポイントを解説した教師用の手引書とワークの解答集も用意しています。
動画視聴による学習
班での意見交換

更新:2021.10.12

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