群馬県で防災・減災公開セミナーを開催しました!

東京大学の片田敏孝教授の講演に、防災・損保関係者約120名が参加

 日本損害保険協会関東支部 群馬損保会(会長:山下 佳之・損害保険ジャパン株式会社群馬支店 支店長)では、10月4日に前橋市内で、日本損害保険代理業協会 上信越ブロック協議会とともに「群馬県防災・減災公開セミナー」を開催しました。

 当日は、日本損害保険代理業協会の雨宮理事から主催者挨拶があり、次いで山下損保会長から、群馬損保会や、災害時における損害保険の役割などについて紹介がありました。
また、「損保協会だより」として当支部の二ノ宮事務局長より、ハザードマップ等に関する住民意識調査や、ショートムービー「マルの追憶」をはじめとした防災および地震保険普及に関する取組みなどについて説明がありました。

 続いて、東京大学大学院情報学環特任教授の片田敏孝氏(日本災害情報学会会長・群馬大学名誉教授)より、「大規模災害に学ぶこれからの地域防災、コロナ禍における避難の対応」と題した特別講演をいただきました。

 内閣府の中央防災会議や、災害に関する各省庁の委員会委員・委員長を歴任した片田教授は、「群馬県では災害が少ないといわれているが、そんなことは全くない。新型コロナウィルスを契機として、ハード面の防災対策まかせでは自然の脅威に立ち向かうことはできないことを皆が学んだ」として、一人ひとりが危機感を持つことの重要性を訴えました。
また、同教授は、東日本大震災で、児童全員が自主的に高台に避難して助かった釜石市の小学校の防災教育を例に、「津波が来たら、お互いを信じて、とにかく逃げる」ということを普段から家族で共有し、自分たちの命は自分たちで守るべきであると強調しました。

 最後に群馬県損害保険代理業協会の内田会長より閉会挨拶があり、盛況のうちに幕を閉じました。
 
 当支部では、引き続き、防災・減災にかかる意識向上に向けて取り組んでまいります。

山下損保会長の主催者挨拶
片田教授の特別講演
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