関内ホールで交通安全啓発講演を実施

プロの役者による寸劇で、高齢者に多い事故パターンと注意点を解説

 日本損害保険協会南関東支部(委員長:山村 琢也・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 東京業務部長)は、10月22日(月)に神奈川県横浜市の関内ホールで、神奈川県警察本部からの依頼を受けて、神奈川県青少年交通安全連絡協議会が主催する研修会において、高齢者等に対する交通安全啓発講演を実施しました。研修会には同協議会関係者等約100人が参加し、県警察本部交通総務課による県内の交通情勢の説明や交通安全教育等に続いて、特別講演として当会による交通安全啓発講演が行われました。

 本講演では、まず、高齢者の交通事故に関する特徴や注意点を分かりやすく伝えるために、プロの役者が高齢者に扮し、寸劇「孫に会いたい」を実施しました。孫に会いに行こうとする道中、何度も交通事故に遭いそうになってヒヤリとする様子を、自動車の急ブレーキ音等の効果音と合わせて臨場感たっぷりに演じました。
 そして、寸劇のヒヤリとするシーンに合わせて、当支部の 吉田 徹 特命課長がチラシ「みんなで実践!交通事故防止!」を使って、自動車運転中や歩行中等の高齢者に多い事故パターンや注意すべきポイントを解説しました。夜間歩行中の事故を防止するための方法としては、反射材の着用が有効であることを紹介し、参加者に靴等へ貼り付けられるシールタイプの反射材を配布したところ、早速、シールを自分の靴に貼り付けている聴講者もいました。

 次に、当支部の吉田 徹 特命課長から、自転車事故防止について、当会作成の冊子「知っていますか?自転車の事故」を基に講演しました。自転車が被害者・加害者となる事故のパターン、事故で問われる責任等を紹介し、65歳以上の高齢者は自転車事故の死傷者数に占める割合が全体の約2割であり、未成年者に次いで高いことから、特に注意が必要であることを呼びかけました。

 当支部では、これからも警察等と連携して、高齢者の交通事故減少に向けた活動を展開していきます。

ヒヤリとするシーンを演じる役者
解説する吉田特命課長
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