神奈川県立青少年センターで交通安全啓発講演を実施

プロの役者による寸劇で、高齢者に多い事故パターンと注意点を解説

 日本損害保険協会南関東支部(委員長:山村 琢也・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 東京業務部長)は、神奈川県警察本部からの依頼を受けて、11月26日(月)に神奈川県立青少年センターで行われた「平成30年交通安全功労者表彰式」において、高齢者等に対する交通安全啓発講演を実施しました。本講演は、長年にわたり地域や職場で交通安全と交通事故防止に尽力した個人(1,413人)および団体(241団体)に対する、神奈川県知事、神奈川県警察本部長等各5団体からの表彰式の後に、行われました。

 本講演では、まず、高齢者の交通事故に関する特徴や注意点を分かりやすく伝えるために、プロの役者が高齢者に扮し、寸劇「孫に会いたい」を実施しました。孫に会いに行くために自動車を運転して交差点進入時、右折時、左折時において、また、歩行して道路を横断中、夕暮れ時での歩行中に、交通事故に遭いそうになってヒヤリとする様子を、自動車の急ブレーキ音等の効果音と合わせて臨場感たっぷりに演じました。

 そして、寸劇のヒヤリとするシーンに合わせて、当支部の吉田 徹 特命課長がチラシ「みんなで実践!交通事故防止!」を使って、高齢ドライバーに多い事故パターンと必ずやってほしい行動、高齢者が道路の横断中に交通事故に遭わないために実践願いたい対策について解説しました。特に夜間歩行中の事故を防止するための方法として、反射材の着用が有効であることを紹介し、参加者に靴等へ貼り付けられるシールタイプの反射材を配布しました。

 次に、当支部の吉田 徹 特命課長から、自転車事故防止について、当会作成の冊子「知っていますか?自転車の事故」を基に講演しました。自転車が被害者・加害者となる事故のパターン、事故で問われる責任等を紹介し、65歳以上の高齢者は自転車事故の死傷者数に占める割合が全体の約2割であり、未成年者に次いで高いことから、特に注意が必要であることを説明しました。

 当支部では、神奈川県警察本部、県内の老人クラブ連合会等の要請を受けて、本年度、交通安全啓発活動を12回実施しました。これからも警察等と連携して、高齢者の交通事故減少に向けた活動を展開していきます。

ヒヤリとするシーンを演じる役者
解説する吉田特命課長
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