相模原市で交通安全啓発講演を実施

プロの役者による寸劇で、高齢者に多い事故パターンと注意点を解説

 日本損害保険協会南関東支部(委員長:山村 琢也・損害保険ジャパン日本興亜株式会社 東京業務部長)は、相模原市老人クラブ連合会が12月13日(木)に相模原市立あじさい会館で開催した「ゆめクラブ相模原会長会」において、高齢者を対象とする交通安全啓発講演を実施しました。本講演は、相模原市で活動している老人クラブの会長に対する表彰式(市内251クラブから約150名が参加)の後に行われました。

 本講演では、プロの役者の一人芝居による寸劇「孫に会いたい」を実施しました。寸劇では、高齢者の交通事故に関する特徴や注意点を分かりやすく伝えるために、役者が扮する70歳の主人公が孫に会いに行くために自動車を運転して交差点進入時、右折時、左折時に、また、歩行して道路を横断中、夕暮れ時での歩行中に、交通事故に遭いそうになってヒヤリとする様子を、自動車の急ブレーキ音等の効果音と合わせて臨場感たっぷりに演じました。

 そして、ヒヤリとするシーンごとに、当支部の吉田 徹 特命課長がチラシ「みんなで実践!交通事故防止!」を使って、高齢ドライバーに多い事故パターンと必ずやってほしい行動、高齢者が道路の横断中に交通事故に遭わないために実践願いたい対策について解説しました。特に夜間歩行中の事故を防止するための方法として、反射材の着用が有効であることを紹介し、参加者に靴等へ貼り付けられるシールタイプの反射材を配布し、その場で貼付するよう要請しました。

 次に、自転車事故の現状と事例、自転車安全利用5則について、警察庁作成のDVDおよび当協会作成の冊子「知っていますか?自転車の事故」を使用して説明し、65歳以上の高齢者は自転車事故の死傷者数に占める割合が全体の約2割を占め、未成年者に次いで高いことから、特に注意が必要であることを説明しました。

 当支部では、神奈川県警察本部、県内の老人クラブ連合会等の要請を受けて、本年度、交通安全啓発講演を14回実施しました。今後も高齢者の交通事故防止に向けた取り組みを積極的に実施していきます。

運転中にヒヤリとするシーンを演じる役者
解説する吉田特命課長
サイト内検索