SDGsに関する取組み
日本損害保険協会は「安心かつ安全で持続可能な社会の実現」と「経済および国民生活の安定と向上」に資することを使命として「防災意識の啓発」や「交通事故の防止・軽減」等に取り組んでまいりました。2015年9月に国連サミットにて採択されたSDGs(Sustainable Development Goals)は、持続可能な世界を実現するため2030年を期限とする17の目標と169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。これからも、日本損害保険協会はSDGsの達成に貢献すべく、会員会社とともに積極的に取り組んでまいります。
第9次中期基本計画とSDGsとの関連(マッピング)
日本損害保険協会では、第9次中期基本計画(2021~2023年度)において、取組みを強化すべき3つの重点課題を掲げ、重点課題の達成・実現を通じて、全てのステークホルダーへの貢献とSDGsの達成を目指しています。

損害保険業界の将来に向けた取組みの方向性
1. 持続可能なビジネス環境の整備
加速度的に社会が変容する中、新たなビジネスモデルや世の中のニーズへの的確な対応に向けて、損保業界として持続可能なビジネス環境を整備していく。
2. 災害に強い社会の実現
損保業界に期待される社会的役割を発揮するため、多発化・激甚化する自然災害への対応力を多角的に強化していく。
3. 損害保険リテラシーの向上
身の回りのリスクや損害保険の仕組み・必要性の理解を促進するため、効果的なターゲティングの実施と手段の変革を図る。
SDGsと関連する日本損害保険協会の主な取組み実績(~2020年度)
1. 超高齢化など社会環境変化への対応
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 17の指標との対応
動画(トラブル事例「自己負担ゼロを強調」(台風篇))
落語調のアニメーション動画で、災害に乗じた悪徳商法のトラブル事例をご紹介しています。
冊子・チラシ
2.巨大化するリスクへの対応
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 17の指標との対応
動画で学ぼう!ハザードマップ
まちのレントゲン写真であるハザードマップと日本で発生する主な自然災害について解説しています。
3.お客さまのリスク意識の啓発
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 17の指標との対応
動画(「保険の役割」編)
身の回りのリスクと、保険の役割について学ぶことができる動画です。
4.多様化するリスクへの対応
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 17の指標との対応
チラシ


5.環境問題への取組み
SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS 17の指標との対応
「行動規範」
大規模な自然災害の発生・増加、テロやサイバー攻撃など様々な社会的課題が顕現化する中で、損害保険事業の使命である「安心かつ安全で持続可能な社会の実現」と「経済および国民生活の安定と向上」に資する会員各社の取組みを推進していくことを「行動規範」に記載しています。会員各社は、「行動規範」を尊重し、個々の経営方針のもとSDGs達成に貢献すべく、積極的に取り組んでまいります。
関連団体のSDGs情報
日本損害保険協会および生命保険協会は、保険業界全体のSDGs達成に向けた取組みを後押しするため、両協会共同で2019年1月に「SDGsフォーラム」を開催いたしました。本フォーラムでは、保険業界として果たすべき社会的役割をSDGsの観点から再確認するとともに、社会・経済環境の構造的変化を踏まえ、どのような貢献ができるのかを議論しました。