「防災」をテーマに実施する場合のチェックポイント

実際の活動時には、これらの全てを盛り込むのは難しいと思われますので、必要に応じて参考にしてください。参加児童の人数や学年に応じて、地域の実情に合った内容で実施してみましょう。
実施の際は、「子どもと大人の双方にとって、楽しく充実した時間にしよう」という点を心がけましょう。
万一の事故やケガに備えて、保険等の手当ても行なっておきましょう。

「設備」について

消火器・AED

基本編:レベル1

どこにあるの? いくつあるの?

場所や個数をチェックしてみましょう。意外なところに設置されていることに気づくかもしれません。

応用編:レベル2

もしものときに使えるの? 場所はわかりやすい? 数は充分かな?

見えにくい物陰に設置されていないか、周辺住民が消火器の存在を認識しているかも考えてみましょう。

発展編:レベル3

どうすれば、もしものときにも安全かな? 自分たちにできることは、何かないかな?

近隣住民への周知や訓練は充分か、子どもにも担える役割はないかを考えさせると、自主性・積極性が生まれます。

消火栓・送水口

基本編:レベル1

どこにあるの? いくつあるの? いつ使うの?

場所・個数・役割をチェックしてみましょう。ビルやマンションなどに設置されている場合もあります。

応用編:レベル2

もしものときに使えるの? 場所はわかりやすい?

消防隊員がすぐに発見できる場所にあるか、路上駐車などで隠れていないか、考えてみましょう。

発展編:レベル3

どうすれば、もしものときにも安全かな? 自分たちにできることは、何かないかな?

設備の重要性や役割を理解し、家族にも場所を教えるなど、子どもにもできることを考えさせるとよいでしょう。

防火水槽・消防水利

基本編:レベル1

どこにあるの? いつ使うの?

場所や役割をチェックしてみましょう。公園などに設置されている場合もあります。

応用編:レベル2

大人は知っているかな? きちんと管理されているの?

有事の際にきちんと機能するかどうか、子どもたちで話し合ってみましょう。

発展編:レベル3

自分たちにできることは、何かないかな?

防火水槽の側で遊ばない・いたずらをしないなど、子どもにもできることを考えさせるとよいでしょう。

電話ボックス

基本編:レベル1

どこにあるの? いくつあるの? 何ができるの?

携帯電話の普及に伴い見かけなくなりつつありますが、緊急通報や災害時の連絡手段として大きな役割があります。

応用編:レベル2

赤いボタンの意味は? 携帯電話との違いは?

非常通報ボタンを使うと無料で通報できることや、携帯電話より公衆電話のほうがつながりやすいことなどを学びましょう。

発展編:レベル3

「災害用伝言ダイヤル」ってなんだろう?

災害時の連絡手段としてNTTが設置している「災害用伝言ダイヤル」についても学んでおくと、さらによいでしょう。

「施設」について

避難場所

基本編:レベル1

どこが避難場所なの? いつ避難すればいいの?

小学校や公園・公民館など、緊急時の避難場所を確認しましょう。どんな災害の時に避難するかも学びましょう。

応用編:レベル2

慌てずに急いで避難できるかな? 大人は知っているかな? 避難できない人はいない?

避難場所までの距離や経路は安全でわかりやすいか、高齢者など避難が困難な方はどうすればよいかも考えてみましょう。

発展編:レベル3

災害が起きたときの避難場所での生活を想像してみよう。 自分たちにできることは、何かないかな?

避難場所での生活を想像したり、その中で子どもにもできることはないかを考えさせると、より意識が高まります。

防災備蓄倉庫

基本編:レベル1

どこにあるの? 鍵は誰が持っているの?

防災備蓄倉庫の場所や、誰が管理しているのかといった点を確認しておきましょう。

応用編:レベル2

何が入っているの? なぜ○○が入っているの?

防災備蓄倉庫の中を見学するなどして、どんなものが・何のために・どれくらい入っているか、確認するとよいでしょう。

発展編:レベル3

防災備蓄倉庫の中身がなくなったら、どうしよう? 自分たちで備えておくものは、何があるかな?

防災備蓄倉庫の内容を知り、「非常用持ち出し袋」などで備えることの重要性を考えさせるとさらによいでしょう。

消防署

基本編:レベル1

どこにあるの? どんなときに出動するの?

消防署の場所や防災・救急の役割について確認しておきましょう。

応用編:レベル2

ふだんは何をしているの? どういう出動が多いの?

消防隊員の日常業務や地域の災害・救急などの出動傾向についてインタビューすると、理解が深まります。

発展編:レベル3

消防隊員を体験してみよう。 自分たちが気をつけることは何かな?

防火服着用や放水体験などは子どもたちの記憶に強く残ります。また、火遊びの危険や安易な119番通報の自粛などにも気づくかもしれません。

病院

基本編:レベル1

どこにあるの? どんなときに診てもらえるの? 診てもらえる時間は?

場所・診療科目・診療時間などをチェックしておきましょう。災害時だけでなく、平時の事故や病気への備えにもなります。

応用編:レベル2

どんな病気やケガまで対応できるの? 災害時はどこまで頼れるのかな?

どの程度の手術・処置ができるか、既往症のある方(糖尿病・人工透析など)の災害時対応などをインタビューするのもよいでしょう。

その他

自動販売機

基本編:レベル1

どこにあるの? 災害時に倒れてきたりしない?

地震などの際に倒れないよう固定されているかといった点をチェックしましょう。

応用編:レベル2

災害時に、どういうふうに役立つのかな?

災害時には「水分補給ステーション」として機能が切り替わる自動販売機などもあるようです。

コンビニエンスストア

基本編:レベル1

どこにあるの? 災害時に危険?安全?

陳列商品が地震の際に崩れ落ちるといった危険もある反面、ライフライン停止時に食料や医薬品を供給する場所という見方もできますね。

応用編:レベル2

災害時に役立つものとして、どんなものを買っておけばいいかな?

チームごとに300円程度を渡し、「災害時に役立つもの」というテーマで買い物をしてもらうのもよいですね。

発展編:レベル3

災害時に、コンビニエンスストアで売っていたら役に立つものは何だろう?

日用品とは異なる「災害時に役立つもの」について、さらに考えを進めて議論しあうと、子どもたちの理解が深まります。

地域特有の危険

基本編:レベル1

このまちはどんな災害に弱いの? 崩れそうなブロック塀や、ふたの外れた側溝など、危ないところはないかな?

地震・台風・洪水・津波・崖崩れなど、地域特有の危険を調べてみましょう。なお、個人宅の塀を非難したりしないよう、留意してください。

応用編:レベル2

どうしたら被害を防ぐことができるのかな?

耐震補強や防風林・堤防など、地域特有の危険への対策について学ぶとよいでしょう。

発展編:レベル3

自分たちにもできることは何かあるかな?

子どもにもできる対策や危機管理について考えさせることで、災害時の被害や思わぬ水難などを防ぐことにつながります。

地域の安全対策

基本編:レベル1

まちの中でどんな対策をしているの?

行政の取組みのほか、自主防災組織や自治会など、地域で取り組んでいる災害対策があるか、調べてみましょう。

応用編:レベル2

ふだんは何をしているの? 災害が起きたときは、どう活躍するの?

地域の安全のために大人が備えている様子などを知ることで、子どもたちに安心感や地域への愛着が生まれます。

発展編:レベル3

大人たちにお礼を言おう もっとがんばってもらえないか、お願いしてみよう

行政や地域の大人に感謝と信頼の気持ちを持ってもらうと同時に、より安全な地域にするという視点で子どもたちに提案させてもよいでしょう。

地域の災害史

基本編:レベル1

むかしあった災害はどんなもの?

図書館などで地域の災害史を学ぶのもよいでしょう。

応用編:レベル2

むかしのことを聞いてみよう

地域の高齢者などに、過去の災害状況についてインタビューするのもよいでしょう。高齢者の方にも喜ばれる場合が多いようです。

発展編:レベル3

同じ被害が起きないためには、自分たちはどうしたらよいかな?

過去の災害史に学ぶことで、次世代の地域を担うのは自分たちだということを認識させると、さらによいですね。

防災教育情報に関するお問い合わせ先

一般社団法人 日本損害保険協会 業務企画部 啓発・教育グループ

所在地
〒101-8335
東京都千代田区神田淡路町2-9
電話
03-3255-1215
FAX
03-3255-1236
メール
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更新:2016.11.22(業務企画部 啓発・教育グループ)

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