この交差点は、南北に走る主要地方道小名浜平線と東西に走る主要地方道小名浜小野線が交わる十字路交差点である。片側2車線同士（交差点進入部は、右折レーンがあり3車線）となっている。南北の道路は、交差点に向かって緩やかな上り坂。東西の道路は、東から西に緩やかな下り坂。交差点には定周期式信号機が設置され、4方向ともに横断歩道が設置されている。主要地方道同士が交わる交差点で道幅は広く、常に交通量は多いものの比較的スムーズに流れている。

この交差点は、軽傷事故が8件発生している。第一当事者の年代は、64歳以下が5人、65歳〜74歳が2人、75歳以上が1人となっている。

【追突事故】
要因：前車との距離があることに油断して、前車の動きをしっかり確認しないまま進行する等の動静不注視による。
予防方策：脇見等することなく運転に集中し、前方の安全確認をしっかり行う。
予防方策：前車がある場合は、その動きをよく確認しながら、十分な車間距離を確保して運転する。
【右折車と直進車の事故】
要因：確認不足で対向車に気づかないことによる。
要因：対向直進車との距離感覚の誤りによる。
予防方策：右折の場合は対向車や横断者に注意し、直進の場合でも右折車に十分注意する。
予防方策：安全確認の徹底と危険を予測して、安全な速度と方法で運転する。
【左折事故】
要因：安全確認が不十分だったことによる。
要因：歩行者等には気づいていたが、その動きをよく見ていなかったことによる。
予防方策：早めの合図と左後方や横断者等がいないかしっかり確認し、横断者がいる場合は停止する等して横断を妨害しない。
予防方策：歩行者や自転車も横断する前に一度停止、安全をよく確認してから横断する。
予防方策：自転車は被害軽減のためヘルメットの着用に心掛ける。