この交差点は、主要地方道一関北上線と国道4号が交差している四差路交差点である。交差点北側の国道4号は、交差点に向かって緩やかな下り坂の右カーブとなっている。付近にはショッピングモールなどの商業施設、娯楽施設、飲食店などが集中している。また西方には一関インターチェンジがあることから、物流関係車両の通行も多く、恒常的に渋滞している。

この交差点は、重傷事故が1件、軽傷事故が3件発生している。第一当事者の年代は、64歳以下が3人、75歳以上が1人となっている。

【追突事故】
要因：ブレーキ操作を誤り、凍結路面で滑走したことによる。
予防方策：積雪路面や凍結路面では車間距離を十分にとり、早めのブレーキを心がけるともに急激な操作は行わない。

【右折事故】
要因：対向車の確認に気をとられて、交差点出口を通行中の自転車を見落としたことによる。
予防方策：運転者は十字路交差点を右折する際には、十分に速度を落とし、対向車の有無だけではなく、交差点出口付近を通行中の自転車や横断歩行者の存在を意識した安全確認を行う。
予防方策：自転車は交差点を進行する際には、信号が青でも右左折進行してくる車があることを認識して走行する。

【右折車と直進車の事故】
要因：対向車を見落としたことによる。
予防方策：交差点を右折する際には、速度を落とし、対向車の有無を確実に確認する。

【左折事故】
要因：進行方向のみ注視し、交差点出口横断歩道を右から左に横断中の歩行者を見落としたことによる。
予防方策：運転者は十字路交差点を左折する際には、十分に速度を落とし、左後方の巻き込み確認を行うとともに、交差点出口付近を通行中の自転車や横断歩行者の存在を意識した安全確認を行う。